多くのビジネスパーソンが在宅ワークを強いられているが、それは大手総合商社・亞藤忠物産に勤務する平山ユースケ部長も例外ではない。
それはちょうど出向先の化粧品メーカーで美容に目覚め、ようやく自分の居場所を見つけたと思った矢先のことだった。
とかく心も体も緩みがちな日々でもユースケは好調をキープしているという。この状況をいかに乗り切っているのか? その秘訣は、ネットで取り寄せている「クレンズドリンク」(=体内をキレイにし、老廃物を排出する飲み物)にあるようで。
さっそくユースケ部長に、愛飲中のクレンズドリンクを見せてもらおう。
①1日のうち1食を置き替える
「コールドプレスジュース」
現代人は1日3食が習慣となっているが、それはデスクワーカーの成人男性にとって「食べ過ぎ」にあたる可能性が高い。ユースケ世代(40代)の男性であれば、1日に必要とされる糖質は100~150g、カロリーは2300kcal程度が妥当だと言われている。在宅ワーク中はもっと低くてもいいだろう。
例えば、白米茶碗1杯に含まれる糖質は約50g以上。1日3食しっかり食べたらそれだけで150gは超えてしまう。いつでも高いパフォーマンスと体型を維持していたいユースケは、恒常的な食べ過ぎを止めるためにプチ断食を決意。1日のうち1食をコールドプレスジュース「D.J.」へと置き替えた。
コールドプレスとは、素材をプレスして水分を搾りだす製法で、果物や野菜に含まれている天然の栄養素をフレッシュなまま体に取り入れられるのが特徴。国産のオーガニックケールとモリンガ(ワサビ科の植物)をベースに、りんごやレモンをブレンド。
「さっぱりしてて、これならコールドプレスジュース初心者でも飲みやすい。定期便もあるみたいだし、続けてみようかな」と思うユースケであった。
②炭の吸着力で毒素を除去
「チャコールウォーター」
洗顔料や脱臭剤、防湿剤……などなど、炭は汚れを吸着することで知られる素材だが、実は体内の汚れまでも取り除いてくれることはあまり知られていない。
ユースケは、とあるファッションブランドのレセプションに出席した際、チャコールジュースなるものを出されたことがある。それはパウダー状の真っ黒い炭をジュースに溶かしたもので、「なんじゃこりゃ!」と仰天したものだが、部下曰く……
「部長、 ニューヨークでは今、チャコールクレンズが流行っているんですよ。炭の吸着力によって、有害物質や毒素の吸着・排出効果や抗糖化が期待される手軽なデトックス法なんです」。
「そ、そうなの……?」と関心しつつ、おそるおそる飲んでみると「んんっ!? 普通にイケるじゃん!」。見た目とは裏腹な飲みやすさに大いに驚いた。「あのときの炭ドリンク、家でも飲めたらなぁ」と後ろ髪を引かれていたユースケだったが、ここで朗報が。なんと、ペットボトルタイプのチャコールウォーターが販売されていたのである。
キャップをひねると、キャップ内にセットされた竹炭とヤシ殻活性炭を使用した粉末がボトル内に拡散。ミネラルウォーターが黒く変化していく。開栓すればすぐにチャコールウォーターの完成だ。「これなら、少しアブラっこいものを食べたって“油介”なんて呼ばれないだろう」とニンマリするユースケであった。
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