計測データの細かさに驚愕。手順は簡単だが姿勢の維持が難しいかも
折りたたまれた状態で届いたゾゾマットを広げると、サイトなどで見たとおりの「マット」があらわれる。
「きれいに広げて利用してください」という注意書きがあるため、折りじわが気になるかもしれないが、そこまで神経質にならなくても、写真の程度に広げただけで十分に使用することができた。
マットの上に片足を置き、アプリの指示に従いスマートフォンのカメラでスキャン(撮影)するだけと、計測の手順自体は簡単なのだが、実際に計測を終えるまでには、ちょっと時間がかかってしまった。
写真のように、マットの上に足を置いた状態で6方向からスキャンをしていくのだが、体を少し屈めながらカメラとマットの位置を適切にあわせるのが、思っていたよりも難しいのだ。
何度でも失敗できるので計測には問題ないのだが、年齢を重ねて体が硬くなっている世代がスムーズに利用するためには、事前にストレッチをしておくなどの対策が必要かもしれない。
そんなこんなで計測を終えると、スマートフォンの画面に以下のような計測結果が表示される。
足甲の高さやかかと幅など、計測される部位はかなり詳細。まぁまぁ時間がかかったとはいえ、これだけの計測が自分ひとりでできてしまうのは、かなり驚きだ。
ZOZOTOWNアプリと連動しているので、このデータを基におすすめのスニーカーや革靴を紹介してくれるのも便利なところ。もちろん、在庫があれば直接購入することもできる。
残念ながら、専門店でランニングシューズを購入する場合のように、左右別々のサイズを選ぶことまではできないようだが、それでも従来の通販に比べれば、フィット感の高いシューズを選ぶことができるのは間違いないだろう。
冒頭でも触れたが、ネット通販でシューズを購入する際の不安を軽減するという点で、ゾゾマットのサービスはかなり進歩的かつ親切だ。現在のように実店舗での買い物が困難な時代にピッタリなサービスといえる。自分の足にピッタリとあうシューズがなかなか見つからないという人は、ぜひ試してほしい。
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