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睡眠不足の解消には20分程度の「昼寝」が効果的

たのしい睡眠
睡眠不足の翌日、日中に眠くなってしまう人は、昼寝をおすすめしたい。例えば昼食をとった後に15分程度、机の上で突っ伏したり、ソファに座ったまま寝てもOK。脳の疲れをとるうえで非常に有効だ。ただし、時間は最大でも20分程度にとどめること。また、15時以降の昼寝も避けてほしい。夜に眠れなくなると、かえって悪循環だ。
もうひとつ注意してほしいのが、夜に寝ている場所(ベッドや布団)と同じところで寝ないこと。脳が夜の眠りと昼寝とを区別ができなくなってしまうからだ。リモートワークなどをしていると、つい「ベッドで昼寝を」と思いがちだが、この行為は不眠や睡眠の質の低下に直結するので絶対に避けてほしい。
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「たのしい睡眠」
日本生活習慣病予防協会によると、「慢性的な不眠」に悩まされているのは日本人の5人に1人。読者のなかにも「最近寝つきが悪くなった」「早朝に目が覚めてしまう」など、“睡眠”にまつわる悩みを抱えている人がいることでしょう。果たして睡眠の質を高めることはできるのでしょうか? さまざまな角度で検証していきます!上に戻る
篠原絵里佳=監修
管理栄養士/睡眠改善インストラクター/上級睡眠健康指導士。総合病院、腎臓・内科クリニックを経て独立。長年の臨床経験と抗加齢医学の活動を通し、体の中から健康を作る食生活を見出し、最新情報を発信している。アスリートの栄養指導経験も豊富で、食事と睡眠の観点から健康にアプローチする「睡食健美」を提唱。
楠田圭子=取材・文


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