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2020.05.15

ライフ

「オンライン会議では深い議論ができない」と嘆く上司は20代から疎まれる

上司と部下
「20代から好かれる上司・嫌われる上司」とは……

テレワークが進み、オンライン会議は「ふつうのこと」に

新型コロナウイルスの影響で、急速にテレワークが進んだことにより、仕事のあらゆる会議がオンライン上になりました。このことに対して若い人たちは基本的に好感を持っています。
「今まで顔を突き合わせていないといけないのって、一体なんだったんだろうね」という感覚で、オンライン会議は効率的で、生産性を高めると感じています。それはWeb会議システムでの映像による会議でも、チャットツールでのテキストによる議論でも同様です。若い人の間では、リアルからオンラインへの移行は極めてスムーズに進んだと言えます。
 

オンライン会議にストレスを感じる上司世代

ところが、おじさん世代、上司世代においてはそうでもないようです。これまでリアルではできていたことがオンライン会議ではできずに、不自由感やストレスを感じている人も少なくありません。
曰く、「メンバーの様子が把握しにくくなった」「深い議論ができなくなった」「自分の思った通りにメンバーが動いてくれなくなった」というのです。恥ずかしながら私も少しは感じます。
そのため、若いメンバーに対して、負荷が高い要望をしてしまっている人が多いようです。若いメンバーがテキストチャットやメールで完結できると思っていることを、Web会議システムで行う。Web会議システムでいいと思っていることを出社させられるといった具合です。
 

「あうんの呼吸」が通じなくなった

このようなことが生じる原因は、オンライン会議では「非言語コミュニケーション」が少ないことにあります。「非言語コミュニケーション」とは、うなずきやあいづち、表情や姿勢、声の高低やスピード、身振り手振りなど、言語以外で意図を伝える手段のことを指します。
オンライン会議では、これらの情報が非常に少なくなるために、「非言語コミュニケーション」に頼っていた人はストレスを感じるのです。「非言語コミュニケーション」とは別の言い方をすれば「あうんの呼吸」とか「空気を読む」のことです。
上司世代はある意味、それが上手だったから出世した人が多いわけですが、それが通用しなくなるのがオンライン会議です。オンライン会議では誰も上司の顔色や場の空気を読んではくれないからです。


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