“火育て”の基本をマスターしよう
Basics 1 針葉樹と広葉樹の違いを理解する市販の薪の多くは広葉樹(ナラ、クヌギなど)。燃えにくいが火持ちがいいため、焚き火に適している。逆に針葉樹は油分が多く、燃えやすいため、燃やし始めに最適。
Basics 2 急がず焦らずゆっくり火を育てる着火剤をいちばん下に置き、小枝、細い薪の順番に重ねて組み、着火。むやみに触ると熱が分散されるのでジッと我慢。太い広葉樹を入れるのは火が大きくなってから。
Basics 3 薪の組み方で炎をコントロール最終的にどう火を育てたいか? それは最初の薪の組み方で変わってくる。まずは、簡単に大きな炎を作りやすい、下の代表的な2つの組み方を覚えておこう。
井桁型キャンプファイヤーの縮小版をイメージしてもらえればわかりやすいだろう。中心に小枝、細い薪を入れて、下から着火。全体が勢いよく燃え上がる。
ティピ型薪をバランス良く三角錐に組む。その内側にも枝などで同じように組んでおく。空気の流れも良く、炎が中心に集まって美しく燃え上がる。
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田邊 剛=写真 鈴木泰之=写真(静物) 藤原徹司(teppodejin.)=イラスト ホーボージュン、まついただゆき、増山直樹、菅 明美、野村優歩=文