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「バトニング」でまずは細い薪を作ろう

焚き火マイスター 猪野正哉さん(44歳)
焚き火の魅力を教えてくれたのはこの人
焚き火マイスター 猪野正哉さん(44歳)
キャンプ歴:5年/年間キャンプ数:35回
よく行くキャンプ場:不動の滝自然広場オートキャンプ場(静岡県)
日本焚き火協会会長、アウトドアプランナーであり、モデル、アウトドアライターとしての顔も持つ。千葉県・千葉市にある焚き火スペース「たき火ヴィレッジ〈いの〉」を運営、管理。現在はイベントや撮影場所としての開放のみだが、一般開放できるよう、日々、開墾中。
初心者はナイフで薪割りするのがおすすめ
写真のようにナイフで薪割りをすることを「バトニング」と呼ぶ。購入した薪をそのまま火にくべてもいいが、太い薪は火が燃え移りにくいため、細く薪を割ったほうがスマートに火を育てられる。薪割りといえば、斧やナタを使うイメージがあると思うが、初心者にはハードルが高い。そこで、小型の扱いやすいナイフを使うというわけだ。
まずはナイフのハンドル付近からしっかり薪に刃を平行になるように当てる。そして、別の薪でナイフの背を叩いていくだけ。柔らかい土の上でこの作業を行うと、薪がただ地面にめり込むだけでなので、薪割り台などの硬い場所の上で行うのがポイントだ。
 
[左]猪野さんが使用したナイフ[右]ログキャリーもあると便利
ナイフ1900円/モーラナイフ(アンプラージュインターナショナル 072-728-2781)、ログキャリーH38×W60×D20cm 5000円/アソビト(ビッグウイング 06-6167-3005)
[左]猪野さんが使用したナイフ
「モーラナイフ」のコンパニオン MG ステンレス

コストパフォーマンスが良く、キャンパーから絶大の人気を集めるスウェーデン生まれのナイフブランド。刃はステンレスで錆びにくく扱いが楽。調理にも使えるので、1本は持っておきたい。
[右]ログキャリーもあると便利
「アソビト」のテーブル トート L
薪をそのままクルマに入れると木屑で荷室が汚れるし、持ち運びも大変。そこで、頑丈なログキャリーを。猪野さんおすすめは、防水加工が施された帆布生地のトートバッグ。汚れに強くタフな作りが薪を入れるのにピッタリ。


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