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HAMILTON ハミルトン
クロノマチック 50

SSケース、自動巻き、51.5mm径、30万1000円/ハミルトン(スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7371)
1969年に自動巻き式クロノグラフの幕開けを飾ったムーブメントのひとつがこの「クロノマチック」だ。当時ブライトリング、ホイヤー・レオニダス(現タグ・ホイヤー)、デュボア・デプラとともにこれを共同開発したのが、ハミルトン・ビューレン(現ハミルトン)である。

写真は、このクロノマチックを自社向けにカスタマイズしたキャリバー11を搭載し、’70年代に発表した『クロノマチックE』のデザインをモチーフにする。
特徴だった左位置のリュウズを右に移してはいるが、個性的なスタイルは変わることなく、赤で区別された上下のクロノグラフプッシュに加え、左にはクイックチェンジデイトのプッシュとカウントダウン用の内蔵ベゼルの操作リュウズを備える。

世界に先駆けた自動巻き式クロノグラフに相応しい、先進的なデザインと機構で今も支持されるオリジナルの雰囲気を再現しつつ、60時間のパワーリザーブなど現代の使い勝手にも十分応えるのだ。
 
「豊作、復刻時計」とは……
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柴田 充=文


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