気の置けない仲間たちとにぎやかに楽しむ時間、ゆるやかな休日のリラックスタイムなど、酒を飲むシーンはいろいろ。その瞬間にマッチした1杯を飲むと、その場はもっとハッピーになる。
ビールにおいても昨今のクラフトビール人気が物語るように、辛口&ドライの一辺倒から、さまざまな香りや味わいを楽しむものになってきている。
あのサッポロビールからも、なかなか個性の際立ったビールが次々と登場している。
2018年からスタートした「HOPPIN’GARAGE(ホッピンガレージ)」は、サッポロビールが一般消費者からアイデアを募り、実際に商品化することを目指すプロジェクト。
これまでに16品の斬新なビールが試作品として生み出され、その中から、ハチミツを使用した「もぐもぐして探検するハニー」、グレープフルーツ果汁を発酵前に添加した「婚姻のグレジュビール」、どこかバーボンを思わせる「佐世保スイングエール」という3商品が販売された。クラフトビールファンからすれば、名前を見ただけでもワクワクしてしまう。
第4弾として数量限定で発売された「それが人生」は、やや苦味が強く、どこか懐かしい粗削りな味わいが特徴のピルスナービール。ホッピンガレージ公式サイトの言葉を借りると、「人生みたいな味がするビール」ということで、“苦い”ことに憧れを抱いていた若い頃を思い出させる。
これまで小規模な醸造所が主流だったクラフトビール市場。近年では続々と大手メーカーも参入してきており、一層の盛り上がりを見せている。「仕事終わりにサッポロ黒ラベル」だってもちろん最高だが、多様性に目を向けると、より自分の心情に寄り添ってくれる味わいが見つかるはずだ。
[関連リンク]ホッピンガレージwww.hoppin-garage.com/[問い合わせ]サッポロビール お客様センター
0120-207-800中山秀明=文