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ナイキ旋風は市民ランナーにも?

次はどんなシューズを愛用しているか。ストラバでは履いているシューズや使用したギアを登録できる項目があり(登録しなくてもOK)、それをもとにするとこれまたいろいろなことがわかる。
マラソンの記録更新や箱根駅伝ではナイキの厚底シューズが足元を席捲しているけれど、どうやらそれは一般ランナーにも当てはまるようだ。
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「ヴェイパーフライ」を筆頭にナイキ強し!
各シューズでの平均速度を算出すると、トップ3をナイキが占める結果に。走力のあるランナーほど、ナイキの「ヴェイパーフライ」を好むという側面があるのかもしれないけど、それも含めて「ナイキは速い」というのが昨今の実情のようだ。
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愛用シューズに関してもう少し調べてみると、例えば2019年の東京マラソンではやはり「ヴェイパーフライ」が上位を占めていた。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で「エリートの部」のみの開催だったが、通常開催されていたとしてもナイキ旋風が継続していたことは想像に難くない。
また、前年比で愛用者が増えたシューズも興味深い。厚底のオリジンたる「ホカ オネオネ」のカーボンプレート搭載モデルが人気急上昇の第1位。2位以降はアディダスやニューバランスといった老舗のカジュアルな新定番モデルがランクインしている。
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次回は、もっと日本のランナーに特化したデータに迫ってみよう。
「Running Up-Date」とは……
ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。 上に戻る
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礒村真介(100miler)=取材・文
※ストラバが発表しているYear In Sports2019(2018年10月1日~1年間のデータベースを参考にしたもの)をもとに記事を作成しています


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