世の中にないもの、求められているものを作る
創業当時の見城さんは、デザイナーとしての知識もなければ、職人としての技術も持ち合わせていなかった。つまり、ゼロからギア作りを始めたというのだから驚きだ。
10代で東京に出てきてから、ミュージシャン、料理人、カメラマンなどいろいろな職業を経験したそう。一見、バラバラな仕事のようだが、振り返ってみると共通しているのは「ものを作る」ということ。根っからクリエイティブなことが好きなのだ。
ペレグリン・デザインのもの作りの根源にも同様に、まだ世にない道具をクリエイトしたいという気持ちがある。
「製品を考えるときは、まず世の中が求めているものとか、みんなが気が付いていない価値ってなんだろう、って考えます。もちろん、『自分が欲しいギアを作ってます』と言うのが格好いいですが、商品としては世の中にまだないものや世の中が欲しているものを作ることを第一に考えています」。
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