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2020.05.22

からだ

体と心を軽くする。元総合格闘家が実践する1日1食ときどきファスティング生活

「デキる男のコンディショニング術」とは……
昨年12月から1日1食の生活を続けている男がいる。元総合格闘家の大山峻護さん(46歳)だ。この生活を始めてから、約4カ月で10kgの減量に成功。現役時代さながらの引き締まった体と前向きな心を取り戻した。
彼の食事法は独特だ。
大山峻護さん。1974年(昭和49年)生まれの46歳。現在はエーワールド株式会社の代表取締役として、格闘技とフィットネスを融合させた「ファイトネス」の研修プログラムを企業に提供している。奥様は元アイドルの河田純子さん。趣味は好きな人を集めて会食を開くこと。
大山さんは、2014年までPRIDEやK-1、HERO’Sなどで活躍したファイターだが、引退して5年が経ち、食生活の乱れで体に付いた脂肪が気になり始めていた。
ゆるんだ体を見て自己嫌悪に陥った大山さんがまず取り組んだのが、ファスティングだった。

ファスティングで得られる意外な効果とは?

一定期間、固形物を摂取せずに消化器官を休ませ、体の中をリセットさせるファスティング。ダイエット効果はもちろん、美容や健康維持にも効果的だと言われている。
 
大山さんは、5日間、朝と晩に食事としてフルーツジュースを飲むファスティングを行った。その間、固形物はいっさい摂らず、水分だけを摂り続けた。結果、大山さんはダイエット以外にもさまざまな効果を感じることができたという。

「消化にエネルギーを使わない分、五感が研ぎ澄まされる感覚がありました。例えば、普段は感じられない自然の匂いを感じたり、遠くの鳥のさえずりが聞こえたり。さらに、集中力がアップして、ものすごいスピードで本が読めたんです。5日間で合計12冊の本を読みましたよ」。
 
さらに大山さんが着目したのは、普段、消化のためにいかに多くのエネルギーを費やしているかということだった。
 
「ファスティングをすると体調がすごく良くなったんです。これまで栄養を摂ることにばかりに気を取られていましたが、食べたものを消化するのに膨大なエネルギーを使い、内臓に大きな負担をかけていたことに気が付きました」。
以来、大山さんは1日1食の生活を続けるとともに、1〜2カ月に1回のペースで、「1日ファスティング」を行なっている。


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