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2020.05.01

ライフ

今、「僕はホワイトだから、自由にやってね」と急に言う上司は信頼を失う


「20代から好かれる上司・嫌われる上司」とは…

図らずも「働き方改革」が進んでいる

未曾有のコロナ禍によって、テレワーク(在宅勤務等)まで急速に浸透することになったように、「働き方改革」は意外な理由によって、半ば強制的に進むことになりました。
時間に囚われない成果重視の働き方、マイクロマネジメントができないので、OKR(Objectives and Key Results)的に大まかな方向性だけを握って自発性に任せていくようなマネジメント、無駄な会議の減少、あうんの呼吸から明確なディレクションへのシフトなどなど、「どうすればできるだろう」という議論をしていたものが、すべて「やらなくてはならない」ものになりました。
そうして突如、理想としていた「働き方」が実現したようにも見えます。
 

準備できていないのに「形だけ」の危険性

しかし、この状態はもちろん手放しで喜べるものでもありません。そもそもテレワークを始めとした各種の「自由な働き方」を実現するには高いマネジメント能力が必要であるために、突然やってもうまくいかないのではないかと思っていため議論していたわけです。
経営者やマネジャーたちは必要なマネジメント能力を頑張って身につけなくてはならなかったのですが、それが急に身についているわけがありません。ということは、現状は、自動車免許を持たない人が公道に出てしまったような状態ということであり、いつどこで事故が起こってもおかしくない状態ではないかと思います。


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