OCEANS

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Day 3 WED.
ひょんなことから女性社員のウワサ話を耳にする。そこには衝撃の事実が!

部署内での企画会議ゆえ、ジャケット代わりにカーディガンを羽織り、パンツはデニムのバギーパンツというカジュアルないで立ちだ。
シャツ2万4000円/インディビジュアライズド シャツ(メイデン・カンパニー 03-5410-9777)、胸に挿したメガネ4万4000円/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ 03-3409-7285)
公園で孤独のランチを取ったあと、会社に戻り、その足でミーティングルームへ。部署内での企画会議ゆえ、ジャケット代わりにカーディガンを羽織り、パンツはデニムのバギーパンツというカジュアルないで立ちだ。
ユースケがドアを開けると、4人の女性社員がまだランチの途中だった。話が盛り上がっているからか、ユースケの登場にまったく気が付いていない。
「今日も岩に貼りついたワカメみたいな髪してたよ」「それより油田レベルの顔のテカりでしょ。陰で油介(ユースケ)さんって呼ばれてるの。もはやオイルハラスメントだよね」「マジウケる! どんな化粧品使ってるんだろ?」。ユースケはそっとドアを閉めて泣きながらその場を走り去った。
頭の中をさっき耳にしたワードがグルグル回る。『ワカメ? 油田? 油介? 本当にオレのことか!? どんな化粧品使ってるか、だと。オレだって最近は化粧品にこだわってるんだ。ヨメさんと同じブランドの超高級化粧品だぞ。朝晩ばっちり保湿してるから、肌も潤いまくってるはず!』。トイレに入って鏡に映った自分を見てみる。確かに顔はアブラでギラつき、額には髪がベッタリ貼りついていた。
着回しアイテム

【6】「スローン」のカーディガン
スリーピースのベスト代わりにも使えるカーデは上品な艶と滑らかタッチが特徴のシルクを選ぶのがユースケ流。3万1000円/スローン 03-6421-2603
【13】「リーバイス ビンテージ クロージング」のデニム
バギーシルエットとライトオンスデニム、腰のゴムシャーリングではき心地も快適に。2万2000円/リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501
「部長びんびん“着回し”物語 シーズン5」とは……
大手総合商社・亞藤忠物産の繊維部門に勤務する部長・平山ユースケ。経産省管轄の業務に携わり、人望も厚く同期の中では出世頭と目される。
そんな折、ユースケに子会社出向の辞令が下る。その出向先は亞藤忠物産が昨年買収した、業界トップクラスの女性向け化粧品メーカーだ。社員の女性比率8割の中で、男子校育ち・熱血漢はだいたい友達のユースケ、女の園でサバイブできるのか!?
※今回の全着回しアイテムの詳細はコチラ
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西崎博哉(MOUSTACHE)=写真(人物) 高橋絵里奈=写真(静物) 武内雅英=スタイリング yoboon(coccina)、MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 押条良太(押条事務所)=文 大関祐詞=編集 サニーサイドアップ、B&B Italia Tokyo=撮影協力


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