1箱250円から利用できるプランも。重量制限には注意しよう
預けたアイテムを個別に取り出す必要がない場合は、さらに安価な「エコノミープラン」が使える。箱単位での預け入れ、取り出しとなるほかは、「スタンダードプラン」と同様の手順で利用できる。料金は、レギュラーサイズ(43cm×37cm×33cm)が1箱月額250円、大きな荷物も入る大容量タイプのラージサイズが1箱月額400円となっている。
こちらは、アウトドア系をはじめとする季節品の収納に最適。1シーズンしか使わないのにスペースをとるアイテムを預けてしまえば、家の収納を広く活用できるようになる。必要はないけど捨てられない想い出の品々の保管にも恰好だろう。
ちなみに筆者の場合、個別取り出しがほぼ必須となる衣類の収納はスタンダード、見返す機会はないが捨てられない写真やビデオ、レコードの類はエコノミーというように、2つのプランを併用しており、月額の利用料金は平均で1カ月4000円程度になっている。
まぁまぁの出費ともいえるが、1室単位の貸倉庫サービスに比べれば、半額以下のコストだ。それで、クローゼットのスペースに余裕ができたのはもちろん、仕事場を兼ねている6畳くらいの自室を、見違えるほどスッキリさせることができた。
男性目線で見た場合、サマリーポケットのいちばんのメリットは、必要・不要の判別で悩むことなく、とにかく箱に詰め込んでしまえば、クローゼットや部屋の整理ができることだろう。
とりあえず部屋を広くしたいという際の一時保管場所としてもサマリーポケットは役立つ。取り出し先の住所を自宅以外に指定することができるので、旅行や出張で必要な荷物を預けておき、必要に応じて出先で受け取る、といった活用をしている人もいるようだ。
このように、かなり便利なサービスなのだが、補償オプションをつけない場合は、保管中の事故での補償額が1箱1万円までになる、陶磁器のように壊れやすいものや液体、食品など預けることができないアイテムがあるなど、注意点もいくつかある。
なかでも、筆者が強く注意を促しておきたいのが、ラージサイズで1箱25kg、それ以外では1箱20kgまでの重量制限があることだ。
一見、余裕のある重量に思えるが、本やCDを箱一杯に詰めると、サイズにかかわらず確実に重量オーバーとなる。大量の本やCDを預けたい場合は、あらかじめ総重量を計算してから箱数を決める必要があるだろう。
とはいえ、便利なサービスであるのは事実。ゴールデンウイーク中の衣替え、模様替えで悩んでいるなら、ぜひ利用を検討してほしい。
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サマリーポケット 公式サイトhttps://pocket.sumally.com/ 連載「左脳を刺激する! オッサンIT化計画」一覧へ「左脳を刺激する! オッサンIT化計画」1990〜2000年代、テクノロジーの進化とともに青春時代を過ごしたオッサンたち。“最新ガジェット”“プログラミング”などにキュンとする気持ちを胸に秘めている人は多いだろう。でも、時代に乗り遅れて凡庸なアナログ人間になっていないか? いまこそ脳を刺激するITに再度目覚めるとき!
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