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良い油・脂とは何なのか?


良い油とは大半、材料の原型から近いもので低温処理されて時間をかけて作られたものと言える自然な油。皆さんお馴染みのオリーブオイル。エクストラバージンというのは強制加工されることなく摂取されたピュアな一番搾り。
ココナッツオイルではコールドプレスエキストラバージンと書いてあるものをよく見ますよね。
ココナッツオイルではコールドプレスエキストラバージンと書いてあるもののよく見ますよね。
これは一定の温度以下で作られた素材の持つ栄養や効能などを保っているもの。少ない材料から簡単に大量に油を取るのに高温加工などのアイデアが出てくる。そうすると酸化要因になったりトランス脂肪酸に変身したりする理由になる。
ちなみに料理するのにオリーブオイルを使うことがあると思うのですが、実はオリーブオイルは加熱に向かない油なのです。ドレッシングに使ったり、盛り付けの段階など常温で使うのが好ましい。
動物性の脂の話もあります。放牧され草を食べて育った動物に含まれる脂と、食肉工場など衛生と利益だけを追求されて育てられた動物の脂で大きな良し悪しの違いがあります。
自然界にあるものを食べて空の下で育った動物と違い、牢屋のようなスペースで遺伝子組み替えコーンや大豆を食べさせられ、ホルモン剤や抗生物質など化学物質を与えられている動物は危険。これら化学で生まれた毒は油に溶ける性質のもので、動物体内の脂に蓄積保存されている。その体から抽出される牛乳はそれらを多く含み、それを原料に作られたバターはそれを上回る凝固率。商品として安定した大きさや見た目にするために化学の力でコントロールされて作られた食肉や乳製品は極めて危険です。そこで、よく聞く「フリーレンジ/平飼い」「グラスフェッド」という文字を気にして買い物をする必要が出てくるのです。
どの油が良くて、どれが悪いのか?は、インターネットなどでいくらでも調べられるので、いろいろ試してみて自分の体に合うものを探して、生活に取り入れてみてください。
MCTオイルを毎日飲んで、ヘンプシード、フラックスシード、チアシード、アーモンドなどナッツや種で大半の油をとって、調理にはココナッツオイルを使います。
ちなみに僕の場合、MCTオイルを毎日飲んで、ヘンプシード、フラックスシード、チアシード、アーモンドなどナッツや種で大半の油を摂って、調理にはココナッツオイルを使います。たまにグラスフェッドバターやギー、安全な食肉で動物脂をとっています。
ここで僕がお伝えしたいのは、体から悪い油を排除し、良い油に入れ替えることで、今慢性的に持っている症状の回復やこれから10年20年後に発症すると思われる生活習慣病などの予防に大いに役立つということです。
良い油を体に保つことは若さを保つ。活きた細胞で構成された体は元気でいて爽快な毎日を提供してくれます。どうか意識してみてください。
 
PROFILE
Rip Zinger(リップ・ジンガー)●1974年、東京生まれ。SKATE&SNOW&SURFを求めて世界中を旅してきたフォトグラファー。今はカリフォルニアに拠点を置き、これまで刺激を受けてきたカルチャーとWELLNESSをクロスオーバーさせる促進運動に励む。
 
「ウェルネス コラム/ベター・ミー」
ウェルネス コラム/ベター・ミー●SKATE&SNOW&SURFを求めて世界中を旅してきたフォトグラファー、RIP ZINGER。彼がこれまで出会った世界のトップアスリートやウェルネスな人たちから学び実践してきた「より良い自分/ベター・ミー」になるための心得を、みなさんにコラムでお裾分け。上に戻る


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