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悪さをする油の正体

油には、体が必要とする良い油と体が嫌がる悪い油があります。良い油は細胞の代謝を活性化させてくれる。健康な細胞は体が持つ免疫力や回復力、治癒力を高く持ち、細胞同士の情報網が活発になり、元気な細胞たちで体が構成されるようになる。

悪い油を摂り続けると体内環境が悪化し、細胞壁をつくって伝達も代謝機能も滞る。伝達が上手くいかないと古くなった細胞に「死んでください」という命令が伝わらず、体外排除活動が正常に働かなくなって、それが病気のもとになったりする。
体に悪い油というのは混合され、加工されて作られた植物油、高温で処理されて作られているもの。高温調理に使われたものや、使い回しされている油。古くて酸化したものなど。いわば不自然な油。大量生産工場で複雑な加工処理や漂白を施された油は、純粋な材料に手間をかけて作られた油よりはるかに安い。
大半のレストラン、インスタントフード、加工食品、カップ麺の揚げ湯、弁当の調理油、ポテトチップスなどスナック。見渡してみると日常で食べているもののほとんどがこんな油で処理されたものばかり。これら悪性な油は現代に生きる僕たちの生活の中にたくさん潜んでいることがわかる。
ここで注意しなくてはいけないのが「トランス脂肪酸」という油の存在。良性のトランス脂肪酸というのもあるのですが、悪性のものは毒性の高いもので人工的に加工&加熱され作られた細胞を痛める油。細胞が硬くなって、動脈硬化やガン、心臓病などに発展するので、これらを防ぐのには油を気を付けるのがいちばんいい。アメリカでトランス脂肪酸は法律で禁止。これが野放しな日本ではガンや心臓病が増えている。
自分の体を不健康から免れるために悪い油をできるだけ摂らないことに気を付けるのですが、体に油は必要なもの。そこで良い油を意識して摂るようにするのが大切なのです。


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