「糖質オフ男」とは……最近は在宅ワーク続きでなんとなく腹まわりが再びぽってりしてきたような糖質オフ男。とはいえ、外出するのは憚られる。オフ男的には結構ピンチ。そこで、またもやオンラインミーティングと称し、パーソナルトレーナー、澤木一貴さんに悩みを吐露してみた。【アドバイザー】澤木一貴さん(パーソナルトレーナー)パーソナルトレーナー。
SAWAKI GYM代表取締役。1971年生まれ。大手フィットネスクラブトレーナー、整形外科病院でのスポーツトレーナー課主任などを歴任。現在は新宿区早稲田にパーソナルトレーニングスタジオをかまえ、指導にあたるかたわら、メディアや講演会を通じてさまざまな健康情報を発信している。
食べた分、運動できないときは……
オフ男:このところ、例の『うちで踊ろう』の曲が頭から離れないんです。でも、部屋でひとりで踊るなんて僕にはできない。普段やっていないことをすることのほうがストレスたまっちゃいますもん。で、ろくに動いてもいないのに、いつものように三食しっかり食べてしまうという。澤木:三食を食べることは必要ですよ。お腹を満たしたり、栄養を摂ったりすることだけが食事の役割じゃないからです。
オフ男:というと?澤木:食事は体内時計を調整する働きをもっているんです。例えば、朝食を食べることで、体を活性化する「交感神経」にスイッチが入る。だから、朝食を抜くと、なんとなく体がダルいなど、謎の体調不良に見舞われたりすることもあるんです。
オフ男:でも、動く量が減っているのにいつものように三食をきっちり食べたら絶対に太りますよね? 澤木:そこは食べる量を減らしたり、食事内容を変えることは必要でしょうね。
オフ男:こういうときこそ糖質オフ生活じゃないですか?澤木:まあ、糖質だけじゃなく脂質も減らすことが必要ですね。例えば、炭水化物をいつもの半分に、肉は赤身に、野菜はいつもの1.5倍くらいの量を食べて満腹感を得る。そういった工夫は効果的です。それでも口さみしかったら、スティック野菜をバリバリかじるとかですね。でも、他人と十分な距離がとれる場所があるなら、ちょっとは運動したほうがいいですよ。ウォーキングとか。
オフ男:ソーシャル・ディスタンスですね。でもゴルフは別として、僕は基本的にインドア派なんで。そのほうが精神的には安心ですし。澤木:では『うちで踊ろう』派のオフ男さんにぴったりの「寝たまま筋トレ」をご紹介しましょう。
オフ男:いや、『うちで踊ろう』派じゃなくて、インドア派です。澤木:今回は「寝て息をするだけ」なので、いつもの「ながら」よりずっとゆるめです。
オフ男:ながら筋トレを超えた、究極のゆる筋トレですね。 2/2