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2020.04.23

ファッション

エルメスの静かな思いやり。コロナ対策に見る、プロダクトに共通する価値観

新型コロナに負けるな!「ファッションの力」とは…
モノづくりにしても、ビジネスにおいても、エルメスは“思いやりと連携”を何よりも大切にする。その気持ちは、今、世界が直面している困難に対しても同様だ。
エルメスのフォーブル・サントノーレ店。ⒸBenoît Teillet
エルメスのフォーブル・サントノーレ店。ⒸBenoît Teillet
多くのブランドがそれぞれの方法で、医療資材や資金の提供を表明している新型コロナウイルス対策において、エルメスは独自のスタイルでサポートを行なっている。
例えば、日本でも不足が叫ばれている手指消毒剤。エルメスは、パリ西部のヴォードルイユにある香水の生産拠点を稼働させ、これまで30トン以上を提供。その以前にはグループ会社による3万枚以上のマスクを医療機関に贈るだけでなく、パリ近郊の公立病院(Assistance Publique – Hôpitaux de Paris)に2000万ユーロを寄付している。
そして、世界各地の子会社による、現地の医療サービスへのサポートも随時実行中だ。
こうしたサポート活動は、メゾンが抱える1万5500人のスタッフの雇用と基本給与を維持するという声明とともに開始されている。
しかし、これらの活動は、SNSはもちろん、公式サイトにも記されてはいない。
エルメスにとっていちばん身近な人たちを最優先にしつつも、彼らの健康を守る医療現場のサポートをする。
静かに、確実に行われている、つながりのある人々への思いやりある行動。そこには、エルメスのプロダクトと同じ、静謐な品の良さが滲んでいる。
 
[問い合わせ]
エルメスジャポン 
03-3569-3300
新型コロナに負けるな!「ファッションの力」
ファッションは気持ちをポジティブに変換するエネルギー。だからオーシャンズはファッションが好きなのだ。猛威を振るう新型コロナウイルスにも、ファッションは果敢に立ち向かう。自分たちの出来ることを見つけてアクションを起こすブランドやショップをリスペクト。そうした動きを少しでも多くの人に届けるために、オーシャンズは「ファッションの力」を記録する。上に戻る


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