OCEANS

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コレクション7:
機能に惚れた珍しい1本


エッフェル塔などのアーティスティックな写真がプリントされたこちらは、珍しく機構に惹かれた1本。
「これ、実はソーラーなんです。陽に当てれば動き続ける。いつ買ったかは覚えていませんが、当時は珍しくて。ダイヤルにワールドツアーと書いてありますが、誰のなんのツアーかは不明です(笑)」。
 

コレクション8:
異国のお姉さんご用達のヤツ


これまで紹介したのは、すべて径の小さい「ジェント」と呼ばれるシリーズ。ただ、こちらは大きめサイズが特徴的だ。
「『ポップ』シリーズですね。僕が昔、親の仕事の関係でベルギーのアントワープに住んで学校に通っていた頃、先輩のお姉さんたちの間でとにかく流行っていて。大人になってから、僕も1本だけ買いました。ベルトと時計部分が分離して取り外せますが、ずっと当時のものをつけています」。
 

コレクション9:
まだ手に入らない、あの1本……

スウォッチの話をするうちに、「またどんどん欲しくなってきた」と語る中室さん。うんちくよりデザイン重視のコレクションは今も増量中だ。

こちらは、ストラップに「The Swatch Collectors of Swatch」とと書かれた限定モデルのゴールデンジェリー。
なお、現在狙ってるのは、スウォッチの原体験でもある初代ジェリーフィッシュとのこと。
6歳のとき、この半透明のケースから見えるメカっぽいビジュアルに胸打たれたのが、スウォッチ好きになったきっかけ。
「初代ジェリーフィッシュは、6歳のとき姉が父からもらっていたモデルで、いまだに手に入れていません。似たデザインのゴールデンジェリーは入手できたんですが、やっぱり当時のアレが欲しいですね。
もちろんゴールデンジェリーも稀少で、実際に買えたときは大興奮でした。ネットで購入したんですが、そのときのクリックは自分史上いちばんぐらい速くて強かった(笑)」。
 
では最後に。もしスウォッチ社から「中室さんモデルを作って」と言われたら?
「そっくりそのまま、初代ジェリーフィッシュを作ります。色も形も一切手を加えず、混じりっけなしの復刻(笑)。欲しい!」。
難しい機械の話や、歴史の知識も必要ない。直感的に見た目で選んで、たくさんのバリエーションや特別モデルで楽しめるスウォッチ。なるほど、大人がカジュアルに時計にハマるには打ってつけの存在かもしれない。
コスパ良しな「コレ買っ時計」とは?
複雑機構ならいいワケじゃない。有名ブランドならいいワケでもない。カジュアルに付き合えて大きなリターンがあるのが理想。見た目もコスパもいい「コレ買っ時計」を、さまざまな切り口で選抜。上に戻る
増山直樹=文


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