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背中を反らし、胸を大きく開いて飲む

オフ男:バックエクステンションって、背中を反らす、いわゆる“背筋”のことですよね?
澤木:その通りです。普通の背筋は床にうつ伏せにならなくちゃいけないんで、面倒ですよね。でも、この“ながらプチ・バックエクステンション”なら、立ったまま、しかも“ながらで”できるという!
オフ男:ちなみに“プチ”ってどういうことですか?
澤木:通常のバックエクステンションは胸を大きく反らしますが、このエクササイズは、はたから見ると少し大きく胸を張っているだけにしか見えない。という意味で“プチ”なんです。
オフ男:バックエクステンションよりは1回あたりのトレーニング効果は低いけど、こまめにできるから長続きすると。
澤木:ポイントは大きく胸を張る。それだけです。すると背中まわりの筋力が鍛えられて背骨を反らす機能が高まり、猫背改善にもつながります。これが重要で、背骨を反らす機能が弱くなると、胸が閉じた状態になって呼吸が浅くなり、酸素も十分に取り込めなくなります。つまり誤嚥の原因になるんです。
●ドリンクを飲むたびに胸を反らす
ジョッキ(ドリンクはお好きな物で)を片手に持つ。背すじは伸ばすこと。
大きく胸を開く意識でドリンクを飲んでいく。徐々に胸を反らす角度を大きくし、最後は左右の肩甲骨がくっつくくらい胸を張ろう! 飲みきったら、グッと顎を引き上げる。首まわりの筋肉がしっかり伸びていることを確認。
オフ男:澤木さん、ビール……。ビールはそもそもストロー使わないでしょ。
澤木:失礼しました。コーヒーでもなんでもいいですよ。これは僕がいちばん好きなドリンク、ということでチョイスさせていただきました。飲みきったと同時に、顎を思いきり引き上げる。これで喉まわりの筋肉にも刺激を与えられます。
オフ男:これ、やった後すご~く気持ちがいい! 見た目よりずっと効く感じがしますね。
澤木:でしょう? 現代人はとにかく胸を開く機会が少ないんです。すると深い呼吸もできなくなって代謝が低下する。だから痩せにくく、太りやすい。イライラしやすい。姿勢が悪い。自律神経のバランスも崩れやすい。……とまあ、心と体の両方に不調が出やすくなるんです。ドリンクを飲むたびに胸を反らす。これを続けるだけでも、体調改善にひと役買ってくれるはずですよ。
「糖質オフ男」
カラダの曲がり角といわれる「37.5歳」、もう若い頃のような食生活ではいられない。格好良くいたいのであれば、生活に「糖質オフ」を取り入れることが肝心だ。そんな中、一風変わった”糖質制限生活”を送る男がいた。その名も、糖質オフ男。ストイックなダイエットでも筋トレでもなく、独自の糖質制限法でスマートにカラダをキープしていく、アラフォービジネスマン・糖質オフ男の哲学を紹介していこう。上に戻る
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楠田圭子=文 波打ベロ子=イラスト 藤村のぞみ=写真


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