リラードに見るリーダーの本質
我々はリラードというリーダーから何を学べるだろうか。それは「人の上に立つ」という概念を捨て去ることかもしれない。
リーダーだからといって、自分から周囲に指示を出し、実務の大部分を部下に任せることは、大きな失敗を招く恐れがある。
また、リーダーだからすべての責任とプレッシャーを負うのではなく、責任を均等に分配することも大切だ。リーダーや中堅、新入社員に線引きはなく、個人レベルでできることに全力で取り組み、人の話し耳を傾け、助け合い、信頼関係を築く。きっとその基盤が完成してしまえば、チームは自然と成長していくことだろう。
そのためにまずすべきことは、自分がそのような人間であること。
リーダーは何をしなくても目立つのだ。きっとみんながリーダーを見ている。だからこそ、リーダーらしく振る舞うのではなく、等身大の自分でいることが大切だ。きっと、気付けばお金で買えない一生モノの信頼を得ているのではないか。
NBAのオフコート事情●日本人選手の参戦により国内にNBAブームが到来。スター選手たちの華麗なプレーはもちろん、見どころはコート外にも。そのひとつが選手たちのファッションだ。“NBAランウェイ”に見るオシャレ事情。
上に戻る 市川明治=取材・文