「インドアライフ充実術」とは…外出自粛が余儀なくされた今、本誌看板モデルの三浦理志さんもインドアライフの充実化を模索中。彼が今ハマっているのは「Netflix(ネットフリックス)」だとか。
三浦さんと言えば、とにかく外が大好きな超アウトドア派。同じ場所で5分もじーっとしていられないヤンチャな大人である。そんな男を釘付けにするなんて、Netflixはどれほど魅力的な作品を揃えているというのか。
三浦さんが今どハマりしているという作品を3つ、教えてもらったぞ!
①『ナルコス』
「俺は平和な国に生まれて良かった!」byマーシー
舞台は1980年代のコロンビア。国内には主だった産業もなく、成功するには麻薬の密売人かサッカー選手になるくらいしか選択肢がない。主人公は、そんな環境で悪名高き麻薬密輸組織「メデジン・カルテル」を創設した麻薬王、パブロ・エスコバル。実在した人物だ。
コカイン売買の元締めとして世界第7位の富豪にまで上り詰め(当時)、国家権力並みの政治力と軍事力を持ち、大統領の座まで狙った男の複雑で壮絶な人生を描くギャングスター・ドラマである。パブロの力が強大化し過ぎたことを危惧したコロンビア政府とアメリカ政府が協力して事態の制圧に乗り出すが、それは終わりなき戦いの始まりでもあった。
「パブロは、収監された監獄自体を買収して、自身の豪邸として暮らしてるんだよね。警察や軍隊を凌駕する軍事力を持ってて国家とも戦争するし、日本人からしたらありえないエピソードの連続。この物語では人の命がとにかく軽く扱われている、ってところが怖い!」。興味深いのは、パブロが悪の帝王として君臨する一方で、家族愛に溢れ、慈善活動にも精を出している点。そしてパブロを追う警察も法に抵触するような捜査を行ったり、職務を忘れて復讐行為を働いたりと、単純に割り切れない善と悪が交錯する人間臭い世界がうまく描かれている。
「死が隣り合わせで感覚が麻痺しちゃっているのか、とにかく作中ではすぐに人が死ぬ。そんな状況下で生きる人々の暮らしを思うと、やっぱり俺は平和な国に生まれて良かったなと感じたなぁ。だからサーフィンもできるし、毎日を笑って過ごせているんだと。平凡な日々に感謝だよね」。 ②『100万円の女たち』
「ダマされたと思って観てほしい!」byマーシー
青野春秋原作の人気コミックをドラマ化した本作。大ヒット映画『君の名は。』の音楽を全編担当し、幅広い世代で人気のバンド、ラッドウィンプスのボーカル・野田洋次郎が主演を務める。
野田が演じる売れない小説家の道間 慎(みちま・しん)は、ある日どこからともなくやってきた素性の知れない5人の美女たちとひとつ屋根の下で暮らすことになる。
送り主不明の招待状を受け取ってここへ来たという彼女たちは、毎月100万円もの大金を家賃、および生活費の名目で道間に支払う。彼女たちはどんな目的で集まってきたのか、その素性は不明。それらに関して質問することさえ許されないというルールだ。
「個性的で美しい女性たちとひとつ屋根の下で繰り広げられる六角関係が、非日常的で不思議な感じだったなぁ。彼女たちとのやりとりもときにコミカルで、ときにシュールに展開されて面白かったね」。しかし、彼女たちと奇妙な共同生活を送るなかで、その謎は回を追うごとにひとつ、またひとつと解明され、“100万円”の意味や思惑が徐々に明らかとなっていく。のちに凄惨な事件が起きるとも知らない道間は、気付けば思いもよらぬ大きな運命に翻弄されていたのだった。
「彼女たちの秘密が明るみになるにつれて、背後でうごめくダークな部分も徐々に顔を出し始めて、ストーリーは佳境を迎える。最後にすべての点と線が繋がって、『あぁ、そうだったのか!』って。驚きに包まれているうちに、あっという間にエンディングだった。全12話だからそんなに長くないし、ぜひダマされたと思って観てほしい!」。 2/2