「隣のオッサンは青いか?」とは…40代男性の間でも、すっかり市民権を得たかに見えるスマホ決済。前回に引き続き、今回はスマホ決済活用派にとってのメリット・デメリットにフォーカスしてみよう。
買い物がスマートかつスムーズにできる
Q.あなたはスマホ決済を日常的に活用していますか?
・活用している 60.9%
・活用していない 39.1%
前回のアンケートで、スマホ決済を活用している人が60%以上であることが明らかに。40代男性にとってスマホ決済が多数派になる要因、メリットはどんなものなのか? 回答結果はこちら。
Q.スマホ決済を活用する理由・メリットを具体的に教えてください。
・「ポイントが貯まるから」(40歳・会社員)
・「財布の持ち歩きが不要」(46歳・会社員)
・「小銭を出す必要が無い。お釣りをもらう必要が無い」(49歳・会社員)
・「ポイント還元等で、実際に現金で支払うより安くなる場合があるから」(46歳・会社員)
・「タバコが安い」(49歳・会社員)
・「非接触型なのでウイルス感染リスクを回避できる」(49歳・会社員)
・「会計がスムーズ」(45歳・会社員)
・「銀行に行かなくても支払いができる」(41歳・会社員)
前回、最も支持率が高かった「PayPay」を筆頭に、アプリによってさまざまなキャンペーンを打ち出しているが、なかでもお得感がわかりやすい「ポイント還元」にメリットを感じている人は非常に多い。楽天ポイントが貯まる「楽天ペイ」、dポイントが貯まる「d払い」など、汎用性の高いポイントをゲットできるのは、やはり魅力的だ。
また、「財布の持ち歩きが不要」、「小銭を出す必要が無い。お釣りをもらう必要が無い」というように、余計な物を持たずに外出できることも、スマホ決済活用者のメリットだ。
レジでお金を出すときに手間取る煩わしさや、財布が小銭でいっぱいになる格好悪さなどから解放されるのは大きい。コンパクトでミニマルな財布がウケるのも納得だ。
時勢柄もあるが、「非接触型なのでウイルス感染リスクを回避できる」という回答も見逃せない。新型コロナウイルス禍の中、他人との接触は極力避けていきたいところ。そもそも現金は多くの人の手に触れるものだし、おつりを手渡しするときの接触にもナーバスになる気持ちもわからないではない。
その点、非接触での決済なら、現金に比べれば接触機会が減ることは確かだが、それだけでウイルス感染を防げるわけではないので留意したいところ。また、「会計がスムーズ」、「銀行に行かなくても支払いができる」という回答も、ソーシャルディスタンスを確保し、“三密”の機会を減らす行動の一例だろう。
2/2