5:MoMAにも並ぶアートな名作
「ヤコブ イェンセン」ニュークラシックシリーズ
ヤコブ・イェンセンは、言わずと知れた世界的な名プロダクトデザイナーである。そしてその才は、着実に息子のティモシーにも受け継がれた。彼が初めて時計をデザインした、’85年発表のクラシックシリーズはその証左といえよう。なにせ、発表からわずか1年後には、すでにMoMA(ニューヨーク近代美術館)のショーケースに飾られていたのだから。
そんな名シリーズが、新たにリデザインされ再び登場した。シリーズを象徴する、ダイヤル、ケース、ストラップのバイカラーデザインはしっかりと継承しているが、ストラップはメッシュベルトへと変更され現代的に仕上げられている。その威光は30年以上経った今でも未だ衰えることはない。
“Less is more(少ないは豊か)”の考えを体現する北欧デザイン。そのミニマルながらもしっかりと個性を携えた時計たちは、仕事でプライベートでも、大人の腕元を飾るにふさわしいのだ。
コスパ良しな「コレ買っ時計」とは?複雑機構ならいいワケじゃない。有名ブランドならいいワケでもない。カジュアルに付き合えて大きなリターンがあるのが理想。見た目もコスパもいい「コレ買っ時計」を、さまざまな切り口で選抜。
上に戻る 菊地 亮=文