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切磋琢磨する個人が集って、チームになる

そんな小林さんの周りには、どこかクリエイティブな雰囲気を持つランナーが集まる。
「最近グループランって多いと思うんですけど、個人的にはあまり馴染めなくって。ワイワイとゆるく走るというのが自分の場合はピンとこないんですよね。ランニングって個人のものじゃないですか。目標タイムや達成したいことに向けて、各々が各々のレベルで、自分なりに切磋琢磨していくのがいいんですよね」。
そこで作ったのがikism(イキズム)というランニンググループだ。息が弾む、高ぶって呼吸が荒くなるの「息弾む」を語源に、また活(いき)→active、energy+「ism = 流儀、主張」&「rhythm = 周期的運動」を組み合わせ、ランニングのあるライフスタイルが日常にコミットし、「活き活きと自由に走る」をコンセプトとするクリエイティブランニングクルーになる。メンバーは小林さんを含む3名。広告のディレクションなどに関わるクエリエイティブなランナーがチームメイトだ。
「きっかけはニューバランスさん絡みのお仕事です。もともとニューバランスのシューズが好きでよく履いて走っていたら、幸運にもお声掛けいただき、ランニンググループを作ってみませんかと。そこでいろいろ企画するのが得意な友人に相談にのってもらい、今の形になりました。全員でダラダラと走るようなことはありませんが、結束は固いですよ。目標レースを決めて遠征したりしますが、その度に必ず決起集会と称して飲み会しますしね」。
小林修人
ikismオリジナルウェアでニューヨークシティマラソンを完走。
ikismではオリジナルのランニンググッズも作り、趣味のランニングで真剣に遊んでいる。走ることで普段着も、ランニングウェアも洗練されてきたという小林さん。後編ではウェア選び、ギア選びについて話を聞こう。
小林修人
RUNNER’S FILE 08
氏名: 小林修人
年齢:35歳(1984年生まれ)
仕事:SIDEWALK STAND 焙煎士
走る頻度:週2回、15~20km程度
記録: 2時間54分(フルマラソン)
instagram:@shupresso
礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真


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