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家族内の役割分担が、勝敗のカギを握る

「ランドセルの購入タイミングは年々早くなってきており、昨年ベースだと5月のゴールデンウィークぐらいには購入を決めるケースも多く見られました」と語る野中さん。いやいや、ちょっと待って。まず、どうやって買うべきランドセルを決めればいいんですか?
「カタログを取り寄せることから始めましょう。髙島屋でも当然用意していますが、ほかの百貨店さんやブランドさんが作ったものなど、多くのカタログが存在します。そして3〜4月くらいになると、展示会や店頭予約開始のシーズンがやってきます。そこで実物を見て、家族で話し合って決めていただくイメージですね」。
取材の際に見せてもらった、2020年入学児童向けの髙島屋のランドセルカタログ。各社がこのようなカタログを用意しているという。
なるほど。そう言われれば、厳しい戦線にもどうにかついていけそうな気がしてくる。まずは初動で遅れない。そして、展示会や店頭予約でお目当てのランドセルをゲットするのだ。
「お店にはご家族みんなでいらっしゃる方も多く、それぞれで役割分担されているようです。お子さまが男子と女子の場合で異なりますが、比較的よく見るケースはお母さまが決定権を持っていて、お父さまはどちらかというと見守る係。そして、実際にお支払いいただくのはおじいさまやおばあさまだったりしますね」。
では、実際にどんなモデルが人気なのだろう。
「お子さまが気に入る基準は、実はほとんどカラーリングです。男子は今でも黒が多く、おおよそ85%を占めていますね。女子にはピンクと赤が人気で、昨年はラベンダーが流行りました」。
男子は黒が不動の人気。女子はその年の人気アニメキャラのイメージカラーによって、流行の色に影響が出たりもするという。※髙島屋の2021年ランドセルカタログより。


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