食卓をデスクとして使う方は、特に注意が必要です。仕事中にも洗っていない食器やコンロの汚れが視界に入り、ついつい家事を始めてしまうなんてことも。物理的にアーカイブできないモノは、付箋に「21時:食器洗い」といった具合にタスクと締め切りを書き留め、冷蔵庫に貼っておくことで、「今処理したい」と思う衝動を抑えることができるのでオススメです。
ちなみに「絡まったコード」も、毎回解く手間が発生するため、イラっとする要因に。
在宅勤務では充電器や延長コードを使う機会が普段よりも多いので、内容別にジッパー付きバッグに入れることで、気持ちよく出し入れできますよ。
ルール3:「聖域」を作るご家族と生活している方からは、「仕事場所と、家族の生活導線がかぶってしまい、生活音が気になる」という声も聞いています。確かに個人の部屋がない方にとっては、仕事中も家族の動きがつねに見える形になり、落ち着かないのも自然なことです。
ラグマットや家具、植物を活用
そして、ザイマックス不動産総合研究所によると、2019年の東京都内1人あたりのオフィス床面積は3.7坪(約6.7畳)とのこと。ご自宅の畳数を人数で割り算していただくとわかると思いますが、「物理的にオフィスよりも手狭で息苦しい」という方も、多いかと思います。
物理的に床面積は増やせないとしても、「聖域」を作ることで、心理的に部屋を広く感じることができます。作業中は「ここは自分の領域だから入らないで」というエリアを意識的に作るのです。
ここで便利なのがラグマット。家具や植物を目印に使ってもいいでしょう。「仕事中はこのスペースには立ち入らない」というルールをあらかじめ家族で共有しておきます。
5/5