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元気が出たら、仕事の意味づけをしてあげる


新入社員が前向きになったときがチャンスです。次に、彼らが携わる仕事について、ぜひ意味づけのサポートをしてあげてください。
今は、若いうちから自分のキャリアの意味について考えさせられます。「自分は何がしたいのか」「どうなりたいのか」「そのためには何を経験し、身につけなくてはならないのか」と自問自答し、さまざまな人からも問いかけられています。それなのに、会社に入ると「とりあえずやれ」「やればわかる」「石の上にも三年」と言われ、彼らからすればまるで“無意味地獄”です。これを解決してあげましょう。

重要な3つの観点からの仕事の意味づけ

このとき重要なのは仕事の意味を教えること。具体的な仕事の流れや手順、コツを教えることではありません。自社のビジネスモデルや経営戦略でもありません。新人にとって重要なのは“社会的意義”、“知的好奇心”、“能力開発”の3つの観点での意味づけです。
つまり、この仕事は「誰にどう役立っているのか」「どこが面白いのか」「どんな能力が身につくのか」ということです。
特に最後の能力開発=成長できるかは、彼らが会社を選ぶ際に重視するポイントなので、必ず伝えるべきでしょう。

「オープンマインド」になってもらえればベスト

さて最後は、新入社員が「オープンマインド」になれるようサポートをしましょう。前述のように彼らはキャリアを強く意識して育てられ、その副作用で視野が狭くなっていることがあります。
キャリアをデザインすれば、そのとおりに進みたいのは当然ですが、人生思いどおりにはいきません。ですが、理想と違う仕事にも好奇心を持って取り組み、自分の意外な一面を発見するぐらいの「オープンマインド」が今の時代には必要なんです。
そのためにはイケてるキャリアを歩む上司が、実は計画どおりの人生ではなく、偶然をチャンスに変えた結果今があると教えてあげることが大事です。自分の意図しない仕事も、自分の可能性を発見する作業なのだと意味を見出せれば、前向きに仕事に取り組めるのではないでしょうか。
心が弱っているときにはウザい上司の経験談も、元気になったときであれば、素直に聞くこともできるでしょう。このタイミングでぜひ経験豊富な上司である皆さんが、彼らに自分のキャリアを語ってあげてはいかがでしょうか。
 
岡本卓大=写真 曽和利光=文
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