[現在の主な車種]
キャデラック・XT6最上位機種のエスカレードよりもひと回り小さい(といっても全長5060×全幅1960×全高1775mmと十分に大きい)SUVが2019年末に導入されたXT6だ。
2×2×2の6人乗りのみで、3列目を含めてすべての席がファーストクラス。ウッドや本革など本物の素材にこだわった贅沢なインテリアを備えるほか、半自動運転技術や、騒音を打ち消して車内の静粛性を高める機能などラグジュアリーSUVとしての装備をたっぷり備えている。3.6Lエンジンに9速ATの組みあわせ・4WDのみ。
シボレー・コルベット2020年1月に日本でも予約が始まった8代目コルベット。正式な日本仕様は2020年7月に発表され、2021年春から納車が始まる。注目は、従来からのFRをやめ、エンジンをシート後ろに配して後輪を駆動させるMRになったことだ。最高出力495hp/最大トルク637Nmを発揮する6.2LのV8エンジンに8速ATが組み合わされる。
価格は既に発表されているが、同じMRのスーパーカーであるフェラーリやランボルギーニよりグッと安い1180万円からとなっている。
シボレー・カマロ最初は安くて(といっても現行型は500万円オーバー)速い、若者向けクーペとして登場した。4代目が生産終了した2002年から一度は途絶えたが、2009年に5代目が復活。2015年に6代目となったカマロは、日本では2017年から販売された。
2018年にはマイナーチェンジが行われている。ベースグレードとコンバーチブルは2Lターボ+8速AT、トップグレードのSSは最高出力453psのV8エンジン+10段ATだ。
車のトリセツとは?走行に関するトリセツはダッシュボードの中にあるけれど、各メーカーの車の魅力を紐解くトリセツはなかなか見つからない。だから始める、オートマティックで好きになったあの車を深掘り、好きな理由を探るマニュアル的連載。
上に戻る 籠島康弘=文