誰もが若かりし頃に憧れた、粋な大人たち。すっかりいい年になった今、俺たちはそんな男になれているだろうか?
クールで尖がった今の20代の若者たちは、こんな先輩たちを、かつての我々のようにその目で追っているのだ。
一見するとベーシックでも実は遊び心がそこかしこに
エイチ ビューティ&ユース 店長 袴田英介さん Age 37「大人になってもヘインズやディッキーズばかり着ています」という袴田さん。確かにバランスはオーセンティックだが、Tシャツは旬なブランドで、ワークパンツではなくスラックスというのが都会的。「下の世代の洋服観にもシンパシーを感じます」という言葉にも納得。
[左]ワントーンに白ソールを利かせて軽やかに。[右]背面にのみ、大胆なグラフィックが。
| エイチ ビューティ&ユース スタッフ 田中駿也さん Age 27 「玄人好みなものも最新ブランドもさらっと着こなすのに、好きなスニーカーはブレていなかったり、自分のスタイルがあって僕や他の後輩たちもついマネをしがちです(笑)。サーフィン好きで、ディッキーズをひたすらはき込んでいるところも格好いい、我らがボスです」。 |
バランス感が絶妙な緩急のついたレイヤード
スコーシャ セールス& MD、サンフランシスコネクト MD 飯田裕一郎さん Age 43飯田さんのお洒落の原体験は、10代でハマったスケートボード。そこからアメリカものに傾倒し、今もワードローブには古着が多数。「特にパンツが好きで、コーディネイトはいつもボトムスから考えます。服がラフなぶん、足元は革靴でユルくしすぎないのが僕の定番です」。
[左]ネックレスは形やモチーフが洒脱。[右]手元のアクセも、ほぼスコーシャのもの。
| アーバンリサーチ プレス 池谷翔大さん Age 25 「“パンサー”の愛称で親しまれる飯田さん。出会いは夏の湘南で、ボロボロの軽自動車にヴィンテージのサーフボードを積んで、ローファーに赤のギンガムシャツで登場した姿が忘れられません。好きな物を好きなように着ている、筋が通っているところがとにかくカッコいい!」 |
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