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今はどんなサブスクサービスがあるの?

では、現在どんな車のサブスクがあるのか。トヨタの「KINTO(キント)」やボルボの「スマボ」はテレビのCMで耳にした人も多いだろう。ほかにも大手では、ホンダは「ホンダマンスリーオーナー」を、IDOM(旧ガリバーインターナショナル。中古車販売大手)が「NOREL(ノレル)」と「マイカー・トライアル」を展開している。ざっと比較すると下記の通りだ。

トヨタやボルボ、ホンダといった自動車メーカー系は、当然ながら当該メーカーの車種から選ぶことになる。
車種によって毎月の定額リース料が異なるのはどこも同じで、例えばキントでいえばコンパクトカーのパッソが月額3万2780円〜、プリウスが月額5万710円〜、C-HRが月額5万2800円〜、ランドクルーザーが月額8万8000円〜という具合に、車のグレードが高くなれば利用料金も高くなる。
キントのホームページより。
「え、プリウスで月々5万円の支払いなんて、ローンと比べたら高くない?」と思う人も多いだろう。確かにローンで月々5万円を出すなら、よりグレードの高い車を狙いたくなる。しかし上記の金額はローンではなく、車検代や保険代、一部整備代などをすべてコミコミにしたからこその金額だ。
繰り返しになるが、車検や任意の自動車保険の支払いで慌てることはないし、車の車両本体価格分だけでみれば、通常のローンよりも支払い額は安くなる。
また利用期間の違いにも注目したい。特にホンダマンスリーオーナーやマイカートライアルは1カ月だけ利用することもできるなど、カーリースとの違いが際立っている。ボルボも中古車なら1年間と、新車と比べて短い期間を設定できる。こうした「お試し期間」的なサービスがあるのも、カーリースとは違う点だろう。
月々の支払いに含まれる整備内容ひとつとっても、各社で微妙な差がある。検討する際はそういった点も比較して検討したほうがいいだろう。


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