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2020.03.12

たべる

学芸大学のビストロで、看板娘が「ナマハゲは怖さのレベルを選べる」と言った

看板娘という名の愉悦 Vol.107
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
学芸大学の旅は続く。
学芸大学駅西口
前回は東口だったが今回は西口を出る。
徒歩2分で目指すビストロ、「えさけ Et Ca Qu’est」に到着した。
外観
パリの街角を思わせる外観。
いかにもフランス語のような「Et Ca Qu’est」だが、のちに小粋な語呂合わせだとわかる。
内観
店内には看板娘の姿が。
オープンは2019年7月。こじんまりとした空間だが、フランスのビストロで供される定番料理と厳選されたフランスワインが楽しめる。
電気暖炉
LEDライトの炎が揺れる電気暖炉が嬉しい。
さっそく、おすすめのワインを聞くと「アルザスのリースリングはいかがでしょう。和梨風味でやさしい甘めのワインです」。リースリングとは「気位が高く繊細」といわれるぶどうの品種。そして、味の表現にもやさしさを感じる。
「抽象的な表現ではなく、できるだけ皆さんが食べたことがあるもので説明しているんです」。グラスは800円。いただきましょう。


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