柄の定番「チェックTJK」の汎用性
アンサンブル+TJKで“レストランデート”もお手の物「想定したのは、ちょっと贅沢なフレンチディナー。シックな雰囲気に合わせて、まずは全体の色数を抑えましょう。そうすることで、細かい柄のジャケットがより上品に見えてくるはず。柄に柄を合わせるのも間違いではありませんが、難度が高いですしね。
このコーディネイトのポイントは、深い色みのネイビーニットをアンサンブルで使ったこと。色を統一することで散らかって見えず、スタイリングにまとまりが生まれます。また、席についてジャケットを脱いでも、ニットの重ね着によって砕けすぎないルックスとなります」。
目上の人に誘われた“ホームパーティ”はいつもの延長線上でも手を抜かず「たとえ上司の家に招かれたとしても、ホームパーティでキメキメな格好はナンセンス。あくまで休日のリラックスした雰囲気を出しながら、実はちゃんと気を使っている。そのくらいがちょうどいいと思います。
となると、考え方はジャケットスタイルをドレスダウンさせる方向。白のニットとノンウォッシュのデニムを合わせて、肩肘張らないクリーンなスタイルにまとめました。『ちょっと飲み物買ってきて!』みたいな上司のリクエストにも即座に対応できるよう、足元は脱ぎ履きがしやすいスリッポンで仕上げています(笑)」。
着回しアイテム相性のいいブラウンとネイビーで上品なマイクロチェックを形成。柄のパターンが小さいため、主張が控えめで着こなしやすい。
鈴木泰之=写真(静物) 比嘉研一郎、恩田拓治、志賀シュンスケ、鳥居健次郎=写真(取材) 増田海治郎、髙村将司、いくら直幸、増山直樹、菊地 亮=文 長谷川茂雄、今野 壘、大関祐詞=編集・文