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2020.03.07

からだ

速く走れてケガ予防にも! 時短で日本トップ選手の走り方を身に付ける方法

「ジタンコウフカのススメ」とは・・・
時短高負荷
時短でボディシェイプが叶う、いま注目のトレーニングメソッド「高地(低酸素)トレーニング」。それを街中でできてしまうトレーニングスタジオ「ハイアルチ」のプロデューサー兼フィジカルコーチの新田幸一さんに、時短高負荷なトレーニングをレクチャーしてもらう。
今回は、ランナーに多いスネの痛みにフォーカスし、それを予防する走り方を身に付ける方法を教えてもらった。
【教えてくれる人】新田幸一さん         時短高負荷
高地トレーニングを街中で体験できるスタジオ「ハイアルチ」の開発者であり、プロデューサー。長年のトップアスリートたちへの指導経験を活かし、高地トレーニングの効果を最大限に引き上げるメニューを構築。現在は、浦和レッズの槙野智章選手をはじめとしたトップアスリートのほか、大学駅伝の選手たちのトレーナーも務めている。

遅いランナーはシンスプリントに悩む!?

シンスプリントという障がいを耳にしたことはあるだろうか? 特にジャンプ動作の多いスポーツをする人に発生しやすいといわれる、脚の障がいだ。
「ぶつけるとメチャクチャ痛いスネの部分、いわゆる“弁慶の泣きどころ”が痛くなる障がいです。僕は某大学駅伝チームのコーチングも行っていますが、そこではこのシンスプリントに悩まされている選手が多い。特にカカト着地(ヒールストライク走法)の選手に多いです」。
シンスプリントとは、足のつま先を上げるときに使う筋肉を過剰に動かすことで、筋肉と骨との間にある骨膜と呼ばれる組織が炎症を起こす障害。おもにスネのまわりに痛みが発生する。
はじめは運動中にのみ発生する痛みだが、悪化すると歩行が困難になるほど痛みが発生することもある。
時短高負荷
「シンスプリントになりやすいランナーって、あまり速く走ることができない人が多いんです。なぜなら、カカト着地ってスピードを出しづらいフォームだから。カカトから着地して、足首を曲げて、足全体で地面を掻くようにして走る。僕らはこういう走り方を“接地時間の長い走り方”と呼びますが、接地時間が長ければ長いほど、走るスピードは遅くなるわけです。短距離選手なんてピョンピョン弾むように走っているでしょ。あれは地面からの反力を前に進む推進力に変えて走っている証拠です。ああいう走り方をしないとスピードは出ません」。
このシンスプリント、アスリート特有の障がいでしょ、と思うかもしれないが、一般の人でも歩き方や走り方に問題があれば発生する可能性があると新田さん。例えば、ちょっと速歩きしただけでスネのあたりがダルくなる。そんな人は要注意だ。


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