スノーサーフィンとは雪上の立体的な地形を滑ること。そう言われ、「でも立体的な地形って何?」と感じていた人に朗報。
「これぞ!」というコースが群馬県の丸沼高原スキー場に誕生した。それが「フローズンウェーブパーク丸沼」だ。
「氷の波」という名称が示すように、波の壁に見立てた雪の壁が同パーク上部から下方へ向かうコースの左右に出現。ボトムターンで加速して当て込んだり、ターンで緩やかにつないだり、攻略の仕方は滑り手次第というコースなのだ。しかも「どのようなレベルのライダーにも楽しんでもらえる氷の波」をコンセプトに中緩斜面に造られた。
設計者は現代的スノーサーフィンの第一人者で
スノーボードブランド「ゲンテンスティック」のオーナーシェイパー玉井太朗氏。日本スノーボードの草創期から最前線で活動し、サーファーでもある彼ならではのパークは、雪上サーフィンとして誕生したスノーボードのルーツも味わえるものにもなっている。
memo
中緩斜面に造られた立体的な地形で“板を走らせる”面白さを追求できる「フローズンウェーブパーク丸沼」は、この冬で開業45周年を迎えた丸沼高原スキー場のイエローコース(中央リフト横)にある。人工的に造り出された“波”に対してはイマジネーション次第で無限と思えるラインを描け、スノーサーフィンの楽しさを味わうことができる。今冬最注目の新感覚スノーパークは既にオープンしており、営業は融雪までの予定になっている。
小山内 隆=編集・文