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2020.03.04

入札は2700万円から。世界最後のマセラティ グラントゥーリズモに注目すべきワケ

2019年11月、マセラティを代表するスポーツカーであり、70年以上前にその原型が登場してから世界中で咆哮を轟かせてきた「マセラティ グラントゥーリズモ」の生産が終了した。
始まりには必ず終わりがあると感傷に浸っていたら、その生産ラインの最後の一台がなんと、特別限定車として入札形式で販売されているという。
しかもそのきっかけが日本が世界に誇るスプリンター、桐生祥秀選手だとか。なんのことやら。詳しく見てみよう。
「マセラティ グラントゥーリズモ グランフィナーレ」4691cc、V8自然吸気ガソリンエンジン、6速オートマチック、全長:4920mm、全幅:1915mm、全高:1380mm、最低入札金額:2700万円[税込]〜。

グラントゥーリズモのラストカーは、日本とイタリアの架け橋に

2020年2月18日、マセラティはブランドと同じく“走り”への情熱を持ち挑戦を続ける存在として、陸上日本代表の桐生祥秀選手をブランドアンバサダーに起用。その就任を祝って、世界に1台しかない特別限定車を発表した。
それが生産終了した「マセラティ グラントゥーリズモ」の生産ラインの最後の1台を特別仕様にカスタムした「マセラティ グラントゥーリズモ グランフィナーレ」だ。
この特別な1台は“日本とイタリアをつなぐ”という意味を込めて、「ビアンコ・フジ」と「ロッソ・イタリアーノ」のバイカラーを纏ったボディを採用。日本国旗を彷彿とさせるデザインに仕上げられた。
最低価格2700万円[税込]からの入札形式によって販売され、売り上げの一部は日本陸上競技連盟に寄付されるという。入札は2020年2月22日(日)午前10時より受付を開始。
ボディカラー以外にも、ホイール、ルーフからシートやステアリング、シフト・パドルにいたるまで、さまざまな部分に特別装備を採用し、まさにグランドフィナーレを飾るに相応しい世界最後の、そしてたったひとつの「マセラティ グラントゥーリズモ」に仕上げられている。
入札終了は2020年4月9日(木)の午後11時59分。入札は日本国内のマセラティ正規ディーラーで可能だ。
【日本各所でその勇姿が見られる!】
2020年4月の入札終了までの間、「マセラティ グラントゥーリズモ グランフィナーレ」はマセラティ正規ディーラーでの巡回展示を実施中。今後の巡回スケジュールは以下をチェックされたし。
3月7日(土) マセラティ 幕張
3月8日(日) マセラティ 浜松
3月14日(土) マセラティ 名古屋桜山
3月15日(日) マセラティ 名古屋
3月20日(金)~21日(土) マセラティ 京都
3月22日(日) マセラティ 神戸
3月28日(土)~29日(日) マセラティ 高松
4月4日(土)~5日(日) マセラティ 心斎橋
100年を超える歴史を持つイタリアのカーブランドであるマセラティ。日本最速をマークした男が連れてきた最後のグラントゥーリズモは、間違いなく価値ある一台。
そう思うと、2700万円という最低落札価格にも関わらず、手を挙げたくなってくるから不思議だ。
[問い合わせ]
マセラティ コールセンター
0120-965-120 
www.maserati.com


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