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心がこもっていない褒め言葉で、妻の心は離れるかも

前述の「おかしくないよ」もそうですが、あまり考えもせずに言葉を口にすると、そういう気持ちは伝わってしまいます。
かわいいとか、痩せたねと褒めて、妻がそれに対してムカついたり、キモがったりするのは、「とりあえずかわいいとか痩せたねと褒めておけば機嫌よくいてくれるのではないか」という夫の心のうちが、妻に伝わっているからではないでしょうか。
それに「かわいい」という褒め言葉は、あまりにざっくりしすぎているため、「他に褒めようがないからとりあえずかわいいと言っておいた」というテキトー感が否めません。
ただし、外見を褒められるのは、悪い気はしないものだと思います。そこで、より具体的に褒めたほうが、妻としても素直に喜べるのではないでしょうか。
「今日の服装、とても似合っていてキレイだね」とか「髪切ったら印象変わったね。すごくいいと思うよ」とか。ポイントを絞って、より具体的に、自分自身が良いと思った点を素直に伝えるに限ると思います。
つまり、褒めて相手を喜ばせたいと思ったら、誠実な気持ちで褒めるに尽きます。もし何か下心があって褒めるとしても、「誠実に褒めること」を心がけましょう。
連載「モンスター夫が許せない」一覧へ
「モンスター夫が許せない」
夫が、特に深い意味はなく気軽に発した言葉や行動が、実は妻にとってはカチンとくることがある。それにより、知らず知らずのうちに夫婦の溝が深くなってしまっているかも。妻たちが「これは許せない」と感じるツボがどこにあるのか、子育て中の女性200人にアンケートを実施し、結果を見ながら、現役ママである筆者の解説を交えて紹介する。上に戻る
相馬由子=取材・文
編集者、ライター。合同会社ディライトフル代表。雑誌、ウェブ、書籍などの企画・編集・執筆を手掛ける。会社員の夫と小1の娘の3人家族。ここ数年は、子育てをテーマにした仕事を数多く手掛けている。
石井あかね=イラスト
ネオ・マーケティング=アンケート協力
※調査対象:既婚子持ちの35〜45歳の女性200人


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