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2020.02.22

あそぶ

揃う、使える、長持ちする。アパレル業界ランナーがアディダスを愛用するワケ

連載「Running Up-Date」
ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。
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谷本春幸
フリーランスPRという仕事柄、不規則な仕事量で乱れがちなリズムを整えるため、谷本春幸さんは起き抜け30分のランニングから毎日をスタートさせている。
自然が多く感じられるコースを、気の向くままに、サクッと。からだの声に耳を傾けながら。足元は決まってアディダスのランニングシューズだ。
谷本春幸
シューズもタイツもアディダスのもの。

同世代のハードラーたちの憧れ、アディダスはイケていた

「アディダスはとにかく足に合う。高校時代から愛用しているんです」。
前回お伝えした通り、谷本さんは中学・高校と陸上部に所属し、ハードル種目で汗を流していた。一般的に陸上部はミズノやアシックス、ナイキなどを履いていたそうだが……。
「日本のメーカーのシューズは自分には幅広で、いまいちフィットしませんでした。そこで手に取ったのがアディダス。何を履いてもしっくりきましたね。それ以来、走るときのシューズといえばアディダス一筋です」。
谷本春幸
キャップ以外はウェアからシューズまで全身アディダス。キャップも色味を揃えている。
「それともうひとつ理由があって、当時、ハードラーのあいだではアディダスがイケていました。第一人者であった山崎一彦選手がアディダスを履いていたんですよ。けっこう珍しいケースだったんですけどね。山崎さんは1995年の世界選手権イエテボリ大会の400m障害で決勝の8人に残って、ハードル少年のあいだではちょっとした憧れの存在だったんです。だからアディダスはイケてるメーカーでした」。
山崎選手は陸上競技の短距離個人種目ファイナリストとして、日本の400mハードルのレベルを押し上げた。その流れの先に、為末 大さんの2度の世界選手権銅メダルがあるともいえる、スゴいお方。現役引退後は日本陸上界の育成の要職を歴任し、世界に伍する今の日本陸上チームを築き上げ、現在は2020年の東京オリンピックの特別対策プロジェクトでディレクターを務めている。
「今日履いているのはブーストシリーズの、わりと初期のモデル。エディフィスのプレスをしていたときにアディダスの方とやり取りする機会があって、わりに早い時期にブーストを試す機会があったのですが、初めて走ったときはたまげました。クッション性と反発性のバランスが超高次元で。このシューズもかれこれ5年以上履いていますが、いまだにミッドソールがヘタりません。だから買い替えなくっていい(笑)」。
シューズがアディダスのため、ウェアもアディダス。バリエーションが豊富なため、アディダス一択でも困ることはない。
谷本春幸
「ファッション業界にいますから、コーディネイトはそれなりに気になります。アディダスを履いているのにほかのスポーツメーカーのウェアだとガチャガチャしてしまうので、基本的にアディダスで統一させています。中でも同じシリーズの上下や、柄を揃えるようにしていますね」。
そのほか、マイルールとして黒のウェアは選ばない。また、バタつきのない、タイトに着られるパターンのものを心掛けているという。


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