多様性を認め合う「インクルージョン」への挑戦
LGBTや人種差別、移民問題などは、センシティブかつ世界的関心が集まるテーマ。そんななかで今コレクションは、多様な人々が個性を認め合い、一体となって共生する「インクルージョン」の精神にもこだわった。
“あらゆる人のためのスタイル”を具体化するため、ゆとりを持たせたシルエットも特徴。メンズもレディスもジェンダーレスに着用できることを前提にした服作りを展開している。
カンボジアにまで届いた「サステイナブル」な取り組み
「サステイナブル」にも本腰を入れている。
今コレクションは、アイテム全体の75%にサステイナブルな素材や原料を使用。例えばオーガニックコットンやリサイクル素材、ダウンの代替素材などだ。しかもマテリアル面だけでなく、アイテムの製造過程における水資源の節約にまで気を配るなど、徹底している。
さらに、セラミック製の浄水器をカンボジアのコミュニティに提供。安全な飲み水の提供だけでなく、従来の浄水過程で欠かせなかった木材の燃焼も不要となり、環境汚染や森林破壊の解消にも役立った。
ファッションゆえに時代のトレンドを追うのは必然。しかし、今回のトミーXルイスは社会のトレンドもしっかりキャッチしている。彼らの動向を追っていれば、アウト・オブ・トレンドな選択をする心配もなさそうだ。
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