なぜオメガが“アスリートウォッチ”を作ったのか?
オメガの腕時計「シーマスター」といえばダイバーズウォッチの代名詞であり、クロノグラフ「スピードマスター」は“ムーンウォッチ”としてあまりにも有名である。では、アスリートウォッチが必要となるシリアスなスポーツシーンとオメガとの間には、どのような関係があるのだろうか。
2020年の東京で開催されるスポーツ最大の祭典、オリンピック。オメガは1932年以来、実に28回のオリンピックにおいてオフィシャルタイムキーパーを務めている。その時代の最高のアスリートたちを支え、ともにスポーツの歴史を刻んできたオメガ。そんなブランドが最高のアスリートウォッチを作ったことに、何の不思議もないのだ。
またゴルフとオメガの深い関わりも見逃すことはできない。ヨーロッパで最も歴史のあるトーナメント「オメガ マスターズ」は、その名のとおりオメガがメインスポンサーだ。そのほか全米プロゴルフ選手権など多くの大会のスポンサーでもあり、オフィシャルタイムキーパーも務めている。
写真は昨年8月、スイスのクラン=モンタナで行われた「オメガ マスターズ」での風景。ローリー・マキロイをはじめ、セルヒオ・ガルシア、トミー・フリートウッドらオメガのアンバサダーたちも揃って出場した。大会前日のプロアマ戦には、ジャスティン・ティンバーレイクほか豪華なセレブリティたちも登場。そして「シーマスター アクアテラ ウルトラライト」もまた、この華やかな場で初お披露目となったのである。
2003-154
プロアマ戦「オメガ セレブリティマスターズ」に参加した面々。
世界中のプレスを集め発表された「シーマスター アクアテラ ウルトラライト」。オーシャンズも初披露を見届けた。
本大会前夜、標高2200mにあるレストランで盛大なパーティが開かれた。
左から俳優のマイケル・ペーニャ、セルヒオ・ガルシア、シンガーのナイル・ホーラン。
プロアマ戦で優勝したジャスティン・ティンバーレイク。
2018年からオメガのアンバサダーを務めるイギリス人ゴルファー、トミー・フリートウッド。ラギッドな男前だ。
加瀬友重=編集・文