cade3:「エイトン」のスウェットパーカ
【for Me】モノトーンを意識して肉厚パーカを上品アレンジ
かつてボディメイクのパーソナルトレーナーをしていたという俊平さんは、がっちりとした体型で肉厚なパーカがよく似合う。
「ヴィンテージのアメリカ古着が好きで、以前は自分の好みだけで服を買っていましたが、夫婦で買い物に行くようになってから、シェアして着られるものを選ぶことが増えました」。リネンのコートとイージーパンツをモノトーンで統一して、スウェットパーカを上品に着こなした。
【for HER】ビッグボリュームなパーカはほっそりスカートで攻略
もともとはアメリカものやストリートテイストのウェアが好きだったという麻美さん。それだけにパーカやスニーカーといった男性が好むアイテムを着こなすのは十八番。とはいえ、俊平さんのウェアを着るときは、サイズ感が合わないために工夫を凝らしている。
肉厚なパーカは、ロングスカートで下半身をすっきりさせることで、バランスを取っているのが印象的だ。「お互いの好きなテイストがうまく共有できるように、彼の服を着るときはシルエットバランスを意識しています」。
KEY ITEMリブ編みのサイドアクションパネルを両脇に備えて、動きやすさを考慮した肉厚パーカ。クラシックアメリカンなスウェットにこだわりつつも、三角形のフードや小さな左胸のフロッキー仕様のロゴなど、手の込んだデザインと遊び心が随所にちりばめられている。
「ふたりで工夫して着回す」谷川俊平さん Age 36 麻美さん 夫妻昨年末に結婚したばかり。かつては麻美さんがショップスタッフで、俊平さんがお客という間柄だったとか。ふたりともアパレル関係に顔が広く、共通の友人のブランドの服をよく着回している。
前田 晃(マエティコ)=写真 梶 雄太=スタイリング 北 一騎(パーマネント)=ヘアメイク 長谷川茂雄=編集・文