「クロ」
レディスデニムの発想で製作された、どこか柔和なムードが漂うユニセックスモデルの「アンダース」。一方、セルビッジ生地をはじめ、腰帯に重なるコインポケット、隠しリベットなど、随所に盛り込まれたヴィンテージ的な要素が男好み。アイスブルーの涼しげな色落ちも迎える季節に最適。
「スタジオ ニコルソン」
女性デザイナーが生み出すクリーン&ミニマルなスタイルを打ち出し、男女ともに支持されているUKブランド。シンプルな中にデザイン性の高い凝ったディテールが利いており、セルビッジデニムを用いながらもオーセンティックなそれとは異なる品の良いヨーロピアンテイストを楽しめる。
「トムウッド」
たっぷり余裕のある腰回り&太腿に対し、膝下から一気に細くなる「キャロット」は、青春時代のスケーターデニムを想起。ただし当時のようなズルズルではなく、ほんの少し腰ばきくらいが大人。改めて新鮮な1980〜’90sの古着ライクな表情で、手持ちのアメカジ服との相性も抜群。
清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング 髙村将司=文