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2020.02.09

ファッション

「平日」「仕事」で着るだけじゃない。自由を手に入れるスーツの着方

クールビズから始まったカジュアル化や昨今の働き方改革など、社会が変容するなかでスーツの概念も変わってきた。
そして、仕事着としてではない、スーツの楽しさもあるのではないかとも思う。そう、スーツってもっともっと自由なものだから。
 

既成概念を捨てるとスーツはもっと自由だ

ボクシージャケットとテーパードパンツによる揃い服の代表格が、注目ブランドのグラフペーパーだ。
ジャケット6万8000円、パンツ3万2000円、シャツ2万5000円/すべてグラフペーパー 03-6418-9402、スニーカー1万2000円/コンバース 0120-819-217、メガネ3万5000円/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ 03-3409-7285)
GRAPHPAPER グラフペーパー
仕事着という枠に縛られない、シルエットの自由!

ボクシージャケットとテーパードパンツによる揃い服の代表格が、注目ブランドのグラフペーパーだ。定番の上下は、ルーズに見えすぎない独自のパターンで、ジャケットとパンツがグッドバランスをキープ。特殊な技法で毛羽を除去したウールギャバジンは、上質スーツのそれであり、シャツの第一ボタンを留めたノータイ姿も品良く見せてくれる。
スーツは、ヒールにされがちだ。昭和の高度経済成長期には、そのネズミ色が没個性的な“和製サラリーマン”の象徴とされたし、平成に入っては、クールビズによってその存在意義が問われた。
令和の今も、いまだスーツ=制服として、渋々お付き合いいただいている人もいるだろう。もし楽しめていないなら、その既成概念から解放されて、スーツの自由を手に入れてほしい。
その先にどんな自由があるのか。ひとつは、仕事スーツにおけるシルエットの自由だ。昨今ではセットアップ人気からスーツの回帰傾向があるうえ、リラックスフィットの流行も手伝って、ボクシーなジャケットにテーパードパンツといった揃い服が台頭。
特にクリエイティブ系やノマドワーカー、起業家がノータイで着る姿をよく見かける。「職種による」という声もあろうが、タイを締めれば十分キマる。正直、これくらい攻めていいとオーシャンズは思う。


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