HOW TO 週末ファスティング
頻度は月1回ほどで構わないが、日にちを決めて定期的に行うことが肝心。週末のほか、食べすぎや飲みすぎた翌日に行うのもおすすめ。「もちろん、週末以外でもOKです。感覚が研ぎ澄まされるので、私はあえて忙しい平日に実践しています」(中嶌さん)。
土曜日〜準備期〜
和食中心の食生活を送る
準備期の初日は消化のいい和食メニューで過ごす。3食摂ってもOKだが、主食はパンや麺類を控えてご飯にすること。間食も摂らないようにして、内臓を休ませるために、お酒とタバコも控えること。遅くとも20時には夕食を終え、あとは何も食べず、早めに就寝。
日曜日〜ファスティング期〜
一日中何も食べない
起きたら、白湯を1杯。この日はリラックスして過ごすか、ウォーキングなどの軽い運動を。ポイントは白湯と酵素ドリンクをこまめに飲むこと。酵素ドリンク360mlを好みの薄さで水で割って、20時までにすべて飲み切るペースで。食欲が我慢できない場合は黒糖をなめて空腹をまぎらわす。
月曜日〜復食期〜
朝食に1杯の味噌汁を飲む
朝食は味噌汁。具なしか、歯を使わなくても食べられるくらいの具が入ったものを1杯で、それにお粥を追加してもOK。胃腸が休んでいた状態で突然普通の食事を摂ると、不調になってしまうことも。これでファスティングは終了だが、この日の食生活は消化のいい和食を中心に。
論より証拠、筆者も早速試してみた。初日は酒を控えてメニューを和食中心にし、20時には食事を終える。これだけでも翌朝、いつもより寝起きがいい。この流れでファスティングを開始。糖分のある酵素ドリンクを口にできるからか、意外なほど空腹感はない。
それどころか、カラダがいつもより軽く感じるし、感覚もクリアになった気がする。夜も早々に眠くなる。いたずらに食べないことで血糖値の乱高下を防げるため、気持ちもゆったりするんだとか。翌朝も目覚めが良く、カラダが生まれ変わったように軽い! 何より朝、口にした味噌汁が驚くほどに旨く感じたことに正直驚いた。
「例えば、お風呂の場合、まずは汚れたお湯を捨て、浴槽をきちんと洗ってから、新しいお湯を入れますよね。浴槽が汚れたままいくら新しいお湯を入れても、気持ちのいいお風呂には入れません。月に一回でもいいので、定期的にファスティングを続けていれば、体重や健康を安定して維持できますよ」。
一説によれば、人間が一日に使うエネルギーのうち、約80〜90%が食べ物の消化に費やされるという。それほど食べ物の消化は人体にとってハードな仕事にもかかわらず、ほとんどの人が1年365日食事を摂っている。今や現実の仕事でさえ働き方改革が浸透しつつあるのに、自分の内臓が過労気味では本末転倒。いざ、2020年は週末ファスティングで“ホワイト”なカラダを手に入れよう!
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