いつの時代も、「男が憧れる男」ってヤツは存在する。そんなアイコンたちは、どんな髪型でその個性を際立たせていたのか。ヘアスタイルのプロたちが、極主観的にリコメンド!
ここでは、時折世界を旅しながら活動する美容師、軽部さんが出会ったサーファーたちを紹介。実際に会いその格好良さに惚れて髪を切らせてもらったという。
ライディングスタイル同様に、その髪型だって十人十色だ。みんな自由なスタイルでヘアをオーダー!
| 教えてくれたのはこの人! ヘア・カリフォルニア 代表 軽部京介さん Age 38 神奈川県平塚市出身。サーフィンインストラクターなどの経歴を持ち、美容師として独立後は数年間をハワイで過ごして各国のサーファーとハングアウトしつつ、ヘアカットをする。現在は平塚・藤沢にて、ヘア・カリフォルニアを営む。 |
|
ジミー・ジェームスさん「フィルマーでもある彼に似合う、オルタナティブロックなボブヘア。アウトラインを水平にして、自分で切ったかのように仕上げました」。
クリスチャン・フレッチャーさん
「エアリアルというテクニックのパイオニア。彼はアジア人に似た硬めの髪だったので、バーバースタイルのスキンフェードの刈り上げヘアに」。
ウィンさん
「サーフィンのガイドをしているインドネシアン。ツーブロックに内側を刈り上げたセミカーリーなスタイル。海上がりもセット要らずです」。
アンディ・ニブラスさん「プロサーファーです。もともとカールと直毛が交ざった髪質で、それを活かしたファンク&ソウルなヘアにするため、3段のレイヤーでカット」。
アンドリュー・キッドマンさん
「伸ばした眉毛やヒゲ同様、髪もゴワゴワの癖っ毛なので、それを活かしたダッドヘアに。サイドはタイトに、トップは後ろに流しています」。
アレックス・ノストさん
「ミュージシャンでもある彼にはライブ前にヘアカットを頼まれました。欧米人らしいファインヘアで、グランジを意識してブリーチしました」。
マーク・カニンガムさん「ボディサーフの神様と称されている方です。マメで清潔感を大切にする人柄を象徴するよう、キレイな白髪を活かしたショートレイヤーヘアに」。
ジョエル・チューダーさん
「大きな試みを前に、『戦場に向かう戦士のような心境』と話す彼の言葉になぞらえ、兵士を意識したヘア。サイドは刈り、トップは残しました」。
髪型2002-178-2
タイラー・ウォーレンさん
「’50sライクなファッションやロックが好きな彼らしい、正統派のスリックバック。油性ポマードでツヤを出しつつタイトにスタイリングしています」。
ミック・ファニングさん
「全体的に短めのミリタリーヘア。かつてシャークアタックに遭いつつも、サメをパンチで撃退したという、ショートボードのワールドチャンピオン」。
ランドン・スミスさん
「サンタバーバラで暮らす彼をカットしたのは、標高2000mの山頂にあるトレーラーハウス。丸みあるブリティッシュ・ボウルヘアです」。
トム・ウェグナーさん
「プロサーファーで元弁護士、ウッドサーフボード製作も行う超マルチな彼。ふわっと分けた白髪で、清潔感を強めにして優しい人柄を前面に」。
ミッチ・クルーズさん
「ワールドツアーのサーフィンコンペティションを転戦する彼。LAのヒップスターのようにトップを長めにし、サイドは高めまで刈り込みました」。
テイラー・ノックスさん
「トップを高く残したモホークヘア、いわゆるソフトモヒカンです。プロサーファーの彼は長年この髪型で、カット時はクリーンさを意識しました」。
エリク・エリクソンさん
「ウェービーヘアが特徴的な、オーストラリアのスタイルサーファー。グランジロック好きな彼らしい、’90sライクなボブはサングラスとも好相性」。