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RD-911を含むRD-900シリーズ最大の特徴は、医療機器でも用いられている「デュアル周波数」計測技術を使い、筋肉を筋線維の状態まで分析し結果を数値化する、タニタ独自の「筋質点数」計測機能だろう。
筋肉の量を計測する体組成計は他社製品にもあるが、その質まで評価してくれるのは、世界初(タニタ調べ)とのこと。脂肪や水分などが少なく、筋線維が密になっているほど「質が高い」という判定基準になっている。
使用イメージ
本体ディスプレイでは「Pt」という単位で筋質点数が表示される。40代男性の場合、標準は「49~76」。「77」以上なら、質の高い筋肉という評価になる。
体組成計本体のディスプレイでも点数をチェックできるが、RD-911はスマートフォンとの連携機能も備えており、対応アプリ(ヘルスプラネット)を使えば、点数の推移をグラフなどさまざまな方法で確認することが可能だ。
アプリ画面
「ヘルスプラネット」の画面。筋質点数の推移のほか、筋肉の質と量のバランスを評価する機能も用意されている。
実際に計測を数週間程度行って気付いたのは、筋肉量の数値に比べ筋質点数のほうが、よりビビッドに変動することだった。筋肉量が計測できる体組成計を使ったことがある人ならわかると思うが、毎日筋トレを行っていても筋肉量の数値は、そう簡単には増えないもの。
一方、タニタの解説サイトでも言及されているように、筋質点数は筋肉量に比べトレーニングの成果を数値として確認しやすいという。つまり、モチベーション維持には最適というわけなのだ。
特に、これから本格的なトレーニングを始める予定がある人なら、進捗とともに筋質点数の高まりを数値で確かめることができるはず。この機能だけでも、購入を検討する価値があるのでは、と感じた次第だ。


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