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2020.01.17

かぞく

子供に本を「読め」と言う前に、親としてやるべきことがある

連載「オトーチャンズの心得:小学校編」
オレが楽しいと家族も楽しい!をモットーに生きる「O父CHANS(オトーチャンズ)」。可愛い我が子も小学生になれば頼もしくも生意気になり、親の責任は増すばかり。さらに昭和に生まれ令和のオヤジになる我々には、己の見知る父親像からの脱却が求められている。絶賛パパ奮闘中の人に届けたい!
 オトーチャンズの心得

読書の効果効能を大声で謳うことに疑問あり

巷には「○○な子に育てるには」的な教育論、育児書がたくさんあり、そこでは必ずといっていいほど読書が勧められている。
その効果については疑うところではない。しかし、昨今の「読書はお受験に効きます。賢い子にする効能があります」なんて生臭い 、“いやらしい話”の声の大きさについては子供に丸聞こえすぎるし、本当にこれで良いのかと疑問に感じるところではある。
「性や暴力描写が子供の目に触れるのは不適切!」なんて声を張り上げる一方で、この“いやらしさ”に鈍感なのはなぜなのか。これこそ子供の目に触れさせない配慮があってしかるべき話題だと思うのだが。
それと同じ口で、子供に「本を好きになれ」と言うことにもまた、どこか無理を感じてしまう。お利口な子供なら、言うことを聞いて本を読むようになるのだろうが、それは本を好きになることとは何か違う気がする。
オトーチャンズには、子供に読書を推奨してもらいたいが、まず先に、自分が子供の頃に「これ読んでみたい!」と感じたあの衝動を思い出してほしい。その感覚と、親になって自らの子供に読書を勧める姿勢にズレはないか、振り返ってもらいたい。


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