職業柄、大胆に遊ぶのは難しい、似合う髪型がわからないなどなど、大人のヘアスタイルには制約や悩みがつきもの。同世代はヘアスタイルにどんな要望を持って、どう楽しんでいるのか? 9つの人気バーバー&ヘアサロンに直撃し、その改造実例を見せてもらった。
サロン激戦区代官山の雄はトレンドのさじ加減が絶妙
LUCK HAIR(ラックヘアー)
雑誌や広告のヘアメイクで活躍する菊池 正さんが、2009年にオープン。サロンにしては珍しく、男女比はほぼ半々。1日に対応する客を詰め込まず、しっかりとカウンセリング時間を設けたうえでカットしてくれる。3階にある予約制の個室は、家族で訪れる30〜40代も多いという。激戦区の代官山で10年も続く人気店なのも納得。
パーマを活かした清潔ミディアム
会社員 米田大典さん Age 36
メガネの邪魔になる前髪を作らないミディアムを悩みは髪が太くクセが強いので、全体がまとまりづらいこと。職場は服装と髪型の制約がそこまでないため、前回の来店時にパーマをかけ扱いやすくすることで解消。クセ毛風のウェーブ感が大人っぽく、トップは長めに残し、サイドとバックをスッキリとさせることで清潔感を。今回は、そのパーマのメンテナンスを依頼。
ムースで束感を出しジェルで毛先に動きをセットは、まず全体的にムースを馴染ませつつ、束感を持たせる。そのうえで、毛先に少量のジェルを付けて動きを出すのがオススメと鬼頭さん。ウェーブ感が大人の色気を演出する。
広がりやすいサイドとバックは短く刈り上げサイドとバックをバリカンで短く刈り上げてツーブロックに。あごヒゲと自然につながるように、もみあげもしっかり短く設定。
ヒゲが馴染む男らしいショートツーブロック
飲食店勤務 西浦泰央さん Age 35直毛かつ多毛なのでセットしやすいことが最優先事項「直毛で毛量が多いため、セットがキマりにくい」のがストレスという西浦さん。今回のオーダーは、とにかく簡単にセットできるスタイルに。もともとのパーマは活かし、トップとフロントを長めに残しつつ、サイドとバックはしっかりと刈り上げたツーブロックに。まとまりやすく、セットのアレンジもしやすくした。
トップとフロントはあえて長めに残す前髪をアップにしたり、ラフに下ろしたりと、アレンジの幅を持たすためにトップとフロントは長めに設定。前回かけたパーマのおかげで、色気のあるニュアンスもいい感じだ。
ポマードにオイルを混ぜて艶感をプラスガッチリ固めるのではなく、髪の保護効果のあるモロッカンオイルをポマードに混ぜて薄く伸ばして、適度に固める。パーマの流れに沿って手櫛で馴染ませるだけで簡単にまとまる。
あごヒゲともみあげを自然につなぐヘアスタイルを格好良く見せるには、ヒゲとのバランスも重要。サイドを5mm以下で刈り上げることで、もみあげとあごヒゲを自然につなげた。結果、シャープなフェイスラインが強調され、男らしく爽やかに。
[教えてくれた人]店長 鬼頭 保さん Age 43
頭皮をいたわるスカルプケアのコースもありますよオープン以来、サロンをまかされている鬼頭さん。渋谷という土地柄、ファッション感度の高い男性客が多いので、自然体のなかにもトレンドを感じさせる、少し攻めたヘアスタイルが得意。
ラックヘアー住所:東京都渋谷区鉢山町14-4電話番号:03-6415-1388営業:11:00〜20:00 月曜、第2・第3火曜定休www.luck-hair.com