睡眠の質やストレスレベルを判定する機能も標準装備
アクティビティのログ関連も充実しており、歩数や心拍数といった基本的なログに加え、ベニューを装着して眠ることで、睡眠の質も評価してくれる。
アップルウォッチもアプリを追加すれば睡眠のトラッキングが可能だが、べニューの場合は標準機能になっているほか、睡眠中の呼吸の状況をチェックしてくれる点が優位。先にも書いたように、べニューはバッテリーの持ちがよいので、電池切れの心配なく装着したまま眠れるのも魅力といえるだろう。
アクティビティのログ機能関連で、ユニークだと思ったのが「ストレスレベル」の計測機能だ。
公式サイトの解説によれば、心拍数の変動に基づいてストレスレベルの判定をしており、具体的には心拍の間隔が小さいほど、ストレスレベルが高い、と判定しているとのこと。
ストレスレベルが一定以上になると、振動と画面表示でリラックスを促してくれる親切設計で、小さなストレスを感じているときなどを自分で気づくために便利な機能だ。
スポーツウォッチとしての魅力で書き忘れていたが、もっともよく使われる機能と思われるランニングのログ機能も、最初に基準となるランニング記録をとる仕組みになっているなど、ほかのスマートウォッチに比べ精細で使いやすい印象を受けた。
ほぼ同価格帯ということで、アップルウォッチとの比較を中心にしたが、ランニングや筋トレだけでなくトレッキングや登山の運動のお供までを視野にいれれば、スポーツウォッチブランドとしての歴史があるぶん、ガーミンのべニューに軍配が上がるだろう。
オリンピックイヤーを迎えたこの冬、本格的に体を動かしたいと思っている人は、ぜひ購入の選択肢に入れてほしいところだ。
[問い合わせ]ガーミンジャパン049-267-9114www.garmin.co.jp石井敏郎=文 小島マサヒロ=写真