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澤木さん

ゆっくりゆっくり歩いて、乳酸を絞り出す

澤木:では、急いでいるオフ男さん。覚悟はいいですか。中腰で歩いてください。その名もニーベントウォーク!
オフ男:それって、スクワットしながら歩くスクワッティング歩行に似てないですか?
澤木:あれはテケテケってリズミカルに歩くでしょ? あれはあれでツラいんですが、これはもっと乳酸を溜められるトレーニングです。とにかく、ゆっく〜り歩く。
オフ男:そのほうが、乳酸がたくさん溜まるってことですか?
澤木:腰を落とした状態で歩くっていうのは、言い換えると長時間筋肉が縮んだ状態のまま動き続けるってことです。すると血管が押しつぶされて、血流が悪くなるから筋肉も酸欠状態になって、乳酸がドバーッと分泌されるんです。
オフ男:なぜ筋肉が酸欠になると乳酸が出るんですか?
澤木:なんでもすぐに聞いてくるところも若いですね。ものすごーく簡単に説明すると、酸欠になればなるほど、筋肉の中に棲みついているミトコンドリアっていう奴が糖をたくさん喰い、そのカスである乳酸を「ペッ」って筋肉の中に吐き出すんです。
オフ男:ミトコンドリアって、なんか行儀が悪いですね。
澤木:まあいいからやってみてください。
●ニーベントウォーク
ニーベントウォーク
ニーベントウォーク
背すじを伸ばして、スクワット同様、腰を太モモと床が平行になるくらいまで落とし、その状態をキープしたまま、ゆっくりと前進。まずは20歩×3セット、姿勢を崩すことなく歩くこと!
オフ男:これはキツそうですね。澤木さんは笑いながらやってましたけど。
澤木:海千山千の私でもキツいですよ。ちなみに笑っているのではなく、365日、口角は上げておくというのは私の信条です。
オフ男:これって食後にやってもOKですか?
澤木:直後は避けてください。30分くらい経ったら、ちょうど糖が血液に放出されだすんで、処理するならそのへんが頃合いです。
オフ男:昼休みとかに、屋上でやっちゃいます。
澤木:隙あらば、中腰でゆっくり歩く。1日何回やってもOKです。
オフ男:例えばデスクワーク中に、中腰で空気イスなんてアリですか?
澤木:アリですね。仕事の効率が悪くなりますけど、それでもいいなら。
糖質オフ男
カラダの曲がり角といわれる「37.5歳」、もう若い頃のような食生活ではいられない。格好良くいたいのであれば、生活に「糖質オフ」を取り入れることが肝心だ。そんな中、一風変わった”糖質制限生活”を送る男がいた。その名も、糖質オフ男。ストイックなダイエットでも筋トレでもなく、独自の糖質制限法でスマートにカラダをキープしていく、アラフォービジネスマン・糖質オフ男の哲学を紹介していこう。上に戻る
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【取材協力】パーソナルトレーニング「SAWAKI GYM
「理想のカラダに導く究極のトレーニング」を提供してくれるパーソナルトレーニングジム。専門知識をもつパーソナルトレーナーがカウンセリングを行い、個人に合ったプログラムを策定。その個別プログラムに従い、オーダーメイドのトレーニング指導、食事指導を提供。目標を達成するまで完全サポートしてくれる。[早稲田本店]
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楠田圭子=文 イラスト=波打ベロ子 写真=藤村のぞみ


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